日本の春ドラマが一段落したので、射鵰英雄傳の2017年版を見てます。

クライシスが消化不良な最終回で倒れそうになっていたのに、

貴族探偵も最終回に謎が明かされると煽っておきながら謎のままやった、というイライラかみ締めてました

 

「射鵰英雄傳」は金庸(きん よう)が書いた小説で、これまでに何度も何度も映画化ドラマ化されている定番のお話なのですが、

にゃんと、日本では公開されていなかった?!

かも知れません(Wikiでは日本未公開とありました)

小説自体は和訳されていたと思います。。。?(ググッてません、ごめんなさい)

 

金庸の歴史小説はどれも有名ですが、

古くは春秋戦国時代から清の乾隆の時代まで、幅広く歴史の勉強にもなって、かつオモシロイのです。

語りだすと終わらないので、この辺でやめておきまする。

 

 

 

「射鵰英雄傳」のあらすじ(Wikiよりコピペ)

 

12世紀前半、靖康の変によって、は、女真人の建てた淮水以北の領土を奪われ、江南の臨安(杭州)に都を移すことを余儀なくされた。以後、南宋と称されるようになる。

時は下って南宋の中期。義俠心で結ばれた2人の男、郭嘯天と楊鉄心は、共に臨月の妻を持つ親友同士だったが、ある日、全真教道士丘処機と出会い、意気投合する。だがその後、彼らが暮らす村は官兵に襲われ、両家は離散してしまう。

連れ去られた2人の妻の行方を追う丘処機は、途中で江南七怪の異名を持つ7人の俠客集団と諍いを起こし、風変わりな勝負を持ちかける。郭・楊両人の妻がいずれも身籠っていることから、彼女たちを見つけ出した後、産まれるであろう子たちをそれぞれが弟子にして武芸を授け、2人が成長した18年後に試合をさせて、勝敗を決しようというのだ。

その頃、郭嘯天の妻李萍はモンゴルに逃れて息子郭靖を生んだ。一方、楊鉄心の妻包惜弱は、の趙王完顔洪烈の庇護を受け、やがて王妃に迎え入れられる。生まれた息子楊康も、の王子として育てられることになった。

6年後、江南七怪はモンゴルの草原でチンギス・ハーンの庇護下に置かれていた郭靖を見つけ出し、弟子にした。一方の丘処機もの王子として育てられている楊康を捜し出し、弟子とする。

真面目だが、物覚えの悪い郭靖の武芸はなかなか上達せず、江南七怪を悩ませる。だが、努力を積み重ね、更に奇縁に恵まれたことで、着々と勢力を拡大するチンギス・ハーンの下、郭靖は草原の勇者へと成長した。

やがて郭靖は、18歳となった春、約束の試合を果たすべく、中原へ向かい旅立ち、波乱万丈な物語を紡ぎ出すことになる。

 

 

とまあ、こういうお話です。

 

とにかく敵討ちイノチ!!な人が大勢でてきます。

そして、わんさか師匠がでてきます。

師匠だらけ。ぷぷぷ

その上、3部作の小説なので、血縁関係もわんさか。

長編小説なので、孫世代まであります。

登場人物がやたらに多いのです。

 

私が一番好きなキャラは、やっぱり黄蓉です。

まぁ、ヒロインですからね。

主人公の郭靖がダメダメに描かれていても、黄蓉がいるから許せちゃうのです。

 

賢くて、性格がスパッとしてて、可愛い上に、強い。

嫌いな人はいないでしょう。

 

2008年の映画では林依晨(アリエル・リンが演じていました。

今回のドラマでは、期待の新人?!李一桐(ソフィア・リー)が黄蓉です。

(ドラマHPから)

 

黄蓉の勝気で怜悧な感じがとてもよく似合っていると思います。

戦うシーンがとっても美しい女優さんで、ググってみたら北京舞蹈學院の卒業生でした。

表情豊かな女優さんで、こんなに顔がクルクル変わるのが不自然に見えないのも魅力かなあ、と。

私の思い描く黄蓉にぴったりで、観ていて安心します。

 

 

もう一人のヒロイン、穆念慈は孟子義(ゾーイ・モン)

 

(ドラマHPより)

 

念慈は、小説の中でも1位2位を争う悲劇のヒロイン、

言葉は悪いけど、便利な女の典型だなあと思います。

切ないのよ。

 

「なんでなん!!!」

「だまされてる!!!!」

とドラマに向かって激しく叫んでしまいますヨ

 

2017年版は孟子義が演じてます。

薄幸の佳人の雰囲気十分でイメージによく合うと思います。

でも、戦うシーンはちゃんと不幸綺麗です。

 

 

ともあれ、小説が原作の映画やドラマには多かれ少なかれ満足できない部分があるのは、どの作品においても、同じでしょう。

読者は、自分の心の中の登場人物像を描きながら読むわけですし。

実際に、映像化されたときに、違和感がない訳ないです。

それをふまえても、射鵰英雄傳2017やっぱりオモシロイです。

毎日とても楽しく観てます。

 

 


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