フレーフレー!小さな政府! | 加納有輝彦

フレーフレー!小さな政府!

年明け早々、昨年末に引き続いて義理の叔父の葬儀があった。

一三さんという方で、まさしく一月三日に旅立たれたという事で、奥様は「因縁」を感じたとしみじみ仰っておられた。
 親族と顔を合わせるのは、葬儀の時くらい。(結婚式は稀)

妻側のご親族にはしばらくお会いしていなかった。皆様、本当にご高齢になられた。当たり前の話だが。
 
 いよいよ年間の出生数は100万人を切り、年間の死亡者の数は130万人を超えて増えて増えてしていく。
 当会の信者さんも年に全国で数千名が帰天しておられるようだ。
 
 田舎の友人に久しぶりに電話で話す
「どう、最近の〇〇町の様子は?」
 友人曰く
「おお、年金受給者と公務員しかいないぞ・・・」
 
 また、地方でよく聞かれる話が
「わが町の地場産業は、葬儀業・・・」
 単なるジョークでは済まされない状況ではある。
 
 わが故郷は、このままだと、2010年→2040年で、20歳ー39歳の女性が67%減少する見込み。いわゆる消滅自治体(時間の問題で財政破綻する)である。
 地方創生への道は、自然と大きな政府、国家社会主義への道。そもそも地方創生なぞ無理とする論も説得力を持つ。
安倍総理もあまり言わなくなった。
 超高齢化社会を迎えようとしている日本に、ご年配の方の票に依存する選挙を見据えると「小さな政府」を選択するモメントは限りなく弱い。

 事実、選挙になると与党から野党一斉に公約は「ばらまき」のオンパレードである。
 
 幸福実現党は、自由の大国日本を標榜している。豊かで自由な大国である。それは「小さな政府(安い税)」により、民間の知恵が自由に発揮されて実現できると考えている。
 実は、小さな政府になると昔帰りという意味でなく、積極的に良い意味で「家庭の力」が増す。それは地域社会の絆も強めると期待したい。決して反動ではない。篤志家も増える。
 
 一方、「大きな政府(高い税)」国家社会主義では、家庭の力は弱まり、国が個人の面倒を見るといいながら、「実行不可能な約束(バラまき)」をエサに選挙を繰り返しつつ、徐々に徐々にゆでガエルよろしく国民は、増税による可処分所得の減少を肌で感じていくだろう。皆がジリ貧になってく。そこで初めて平等社会が実現される。
 貧しさの平等以外、平等は実現されない。
 
 今の日本人の平均的慣性に委ねれば、大きな政府に国民がぶら下がる方向。
お上(国)は神様。
 しかし、真なる「神」は、小さな政府を「正義」としておられる。
ここを支点として踏ん張らねば。

 大きな政府への暴流に、逆らい遡上する魚の如く。
 神が沈黙している時代であれば、私もかなりの確率で暴流に流されるだろう。
 自分自身押し流されそうな物凄い水圧を感じる・・・智慧を総動員しなければ跳ね返せない・・フレーフレー!小さな政府!

※確かに日本では、大きな政府(増税)への暴流の中にあるが、トランプ大統領の大減税、オーストリアの若き指導者の減税と規制緩和のトレンドもある。この政策が成功し、まさしくトレンドになる事に期待したい。
 

 
 
 
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