宗教学者とオウム | 加納有輝彦

宗教学者とオウム

 宗教学者島薗進氏

 

徳一と最澄の間の「三一権実論争」で、正しかったのは徳一であり、徳一と島薗進氏は魂の兄弟である・・・

 

 というような情報に接した記憶があり、以前は、密かに島薗氏のご活躍を期待した事もあった。

 

その後、いわゆる宗教学者と呼ばれる先生方が、「オウム」の犯罪性を暴き、未然に「テロ」を防ぐ努力をされたか?を検証した時、・・・唇寒し・・余計な事は言わない方がよさそうだ。

 

 時は流れて・・・島薗氏の最近の認識は

 

「時は流れて、1980年代〜90年代のようにある特定の宗教集団が大きく、危うくなっているということは現在は特に見られません。

今はむしろ、右傾化や行き過ぎた国家主義を憂慮すべきだと思います。日本社会の内部というより、中国や韓国など外部に敵意が向けられ、その”信仰”を反対する勢力に対しては、『自分たちが正しい』と過激に主張しながら攻撃する動きが強まっています。

今はこうした動きをむしろ警戒する時代なのかもしれません。」

 

 中国や韓国に、日本人の敵意、あるいは(島薗氏のような教養溢れる知性がなく知能指数が低い)右側のルサンチマンが向けられ、ヘイトスピーチが行われるような土壌があるという文脈であるとすれば、一言物申したい。

 

 私は、中国や北朝鮮の人権侵害を見て見ぬふりをし、頬かむりをし、一国平和主義に甘んじている「小市民・日和見日本人」であってはならないと思っている。武士道精神・騎士道精神にも反している。

 

 私が、我々が「無名戦士」として常に「実践家」であった事を誇りに思う次第である。

 

 歴史の谷間でなく、高み・頂点(サミット)に生きる時、評論家でなく実践の人として生きる中に、現在を生きるダイナミズムがある。

 

「オウム真理教カリスマ亡き後の”理想化”警戒しなければならない」 宗教学者の島薗進さん

 

 

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村