☆第4回リレー講演会を開催します☆
前回のゲスト鵜澤佳史氏からのご紹介は・・・
ジャジャ~~~ンッ
あの、イスラム法学者の中田考氏をお招きします。
2016年5月21日(土)
13:00開場
13:30スタート
15:30~16:30お茶会
参加費:500円
お茶会:500円
場所:東京都世田谷区駒沢2-33-7
JAMHOUSE天照リビング
https://goo.gl/maps/1AFHgAZruX92
ご予約・お問い合わせ・当日参加可
michiko.o1976@gmail.com
Studio A + 代表 平井
中田考氏といえば、北大生事件やISIL日本人人質事件にて渦中の人となったのが記憶に新しいため、仰々しいイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、普段は明るく穏やかで、お料理の得意な紳士という感じです。気さくなお人柄には多くの門徒生が慕い、アラビア語を熱心に指導されている姿が印象的です。
中田考氏近影
そんな中田先生が今回、リレー講演会のお題として掲げてくださったテーマは・・・
「イスラームと労働」です。
第1回目から3回目まで、イスラーム諸国でのお話が続いてきましたが、今回はまた全く違う切り口から、イスラームそのものの真髄に迫るお話が聞けるチャンスです。
イスラームって一体何?
現代の日本に暮らす私たちにとって、人生の豊かさや生きる指針の問題は切実です。そのヒントとなる何かを、皆さんの耳で、心で、感性で、つかみ取っていただける一つの機会となれば幸いです。以下に、今回のお話のベースとなる著書「イスラームの豊かさを考える」序章の概略をご紹介します。
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日本語の「豊か」と訳させるアラビア語の単語は「ガニー」、「貧しい」と訳される単語は「ファキール」である。このガニーとファキールはクルアーンでは、「人々よ、お前たちはアッラーを必要とする者(ファキール)であり、アッラーこそは自足し(ガニー)賞賛されるべき御方であらせられる。」(35章15節)とある。アラビア語において、ガニー(豊か)の基本的な意味は、いかなるものも必要としないことであり、逆にファキール(貧しい)とは、何かを必要とすることである。私たち人間は、いや、全ての被造物(アッラーが造りたもうたもの)は、相互依存のネットワークの一部ゆえにファキールでしかありえない。だが同時に、私たちが必要とする全てはアッラーに依って過不足なく与えられている故、私たちはアッラーに依るガニーでもあるのである。
イスラームは、多様な人間のクドラ(アッラーから「自分のモノ」として用いることの許された力のこと)に応じて、様々な形で発現する。そのことをもって、「イスラームの豊かさ」と呼ぶことができるかもしれない。
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カジュアルなシェアハウスリビングにて、いつもと少し違う休日を、ぜひ。
(平井愛紗)