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憲法改正議論で安倍総理の言いだしたこと
色々なニュースで報じられておりますが、安倍総理が急に「憲法9条に3項を付け足して、自衛隊の存在を明確にする」と言っております。なんでも「自衛隊の存在を完全に合憲にする」のだそうですが、ちょっと待って下さいよと。
政府見解ではそもそも、自衛隊の存在は合憲なはずです。憲法学者の間でももはや「違憲」とする意見のほうが少ないでしょう。
安倍総理は保守系団体へのビデオメッセージの中でこれを「自民党総裁」として提案したのだそうです。あるときは自民党総裁、あるときは総理、あるときは「立法府の長(笑)」なのだそうで、もう発言する前に「いま私は◯◯の立場で発言しております」とお断りを入れていただかないと、整合性が取れなくなってしまいます(汗)
まあ、これがどういう感じか？というと、例えば私が以下のような行動を取るようなものです。
あるブログに反論するときは進撃メンバーと名乗り、あるときは「それは関係ない、今は個人として発言している」と言い・・・みたいな(笑)こんなことをしていたら「このヒト、おかしいんちゃうか？」と思われるでしょう？普通は。
憲法9条3項に追加されるであろう文言
恐らく自衛隊の存在を明記するということで、1項、2項も含めこんな感じなのではないか？と思われます。
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
- 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
- 前項の規定は自衛隊の設置を妨げない
上記の3項については９条３項の条文はどうなる？(akira氏)の発案なのですが、なるほどこの可能性は非常に高いでしょう。akira氏はこれで整合性が取れると主張しますが、私には矛盾をさらに抱える事態になると感じます。これを矛盾なく受け入れられるのは、軍事、自衛隊の矛盾を知らぬものだと個人的には思います。
確かに憲法の文章としては「整合性」が取れるでしょう。しかし、自衛隊という組織を「さらなる矛盾に叩き落とす」ことは間違いありません。
通常の軍隊とは何か犯罪の疑義があった場合、軍人は軍事法廷にて裁かれます。また軍法は世界的にネガティブリスト(やってはいけないこと)が、軍の活動を考えるなら当然のこととして定められておりまして、ポジティブリスト(やっていいことだけ)という軍は存在しません。
そして自衛隊が合憲だという政府見解は主に「自衛隊は軍隊ではないから」という見地に基づいております。だから実力組織だとか呼ぶわけですね。
そして憲法改正議論というのは正にこの「ねじれ」「自衛隊が軍隊ではないという矛盾の解消」のために行われていたのであって、自衛隊の設置どうのこうのという話ではないのです。
つまり上記に引用したような改正が行われたとしても「蛇足」でしかなく、はっきり言うと「何の意味もない」わけです。
深まる憲法的な矛盾
さらに言及しますと引用したように改憲が行われたとすると、まさに「自衛隊が軍隊になることの障害が憲法上、多くなる」というわけですね。2項に続いて3項も改正しないといけなくなると。
自衛隊の戦力は世界中の誰が見ても「軍隊」です。あれが軍隊に見えないなら、眼科かなにかに行ってこいと真剣に忠告されるでしょう(笑)
ここから浮かび上がる事実は、憲法9条2項は既に形骸化、死文化しているということです。私は憲法議論に関して言えば改正でも自主憲法制定(自民党草案は問題外)でも良いのですが、少なくとも3項を追加して憲法を弄ぶような「愚かな改正」には反対です。
P.S 共謀罪について少々
共謀罪が可決されてしまったようです。三橋氏の「移民政策のトリレンマ」をちょっと復習しておきましょう。移民政策のトリレンマが自由と安全を破壊するより
「移民受入」「国民の自由」「安全な国家」は、同時に二つまでしか実現できない。三つを同時に実現することはできない。
現在の日本の状況は「世界第5位の移民受け入れ率(昨年から)」でございます。つまり「移民大国」を目指して爆走中なわけですね。従って「移民受け入れ」をする以上「国民の自由」か「安全な国家」のどちらかが犠牲になる、そこで「安全な国家」を目指して「国民の自由」を制限する「共謀罪！」という訳です。
しかし組織犯罪に対する法律(国連準拠、日本で言われる共謀罪に近いもの)のあるイギリスで先日、大規模テロが発生しました。
詳しくは後日考察しようと思いますが、実は共謀罪が成立したからといって「テロが抑止できる効果(あるかどうか？疑わしいですが)」より「テロが起こる原因の増加」が勝った場合には、当然ながらテロは起きます。
こんな「当たり前のこと」を考えられない安倍支持者、共謀罪支持の方々は、なにをどうやって整合性をつけているのか？私には理解不可能です。
論理的かどうか？は置いといても、本能的(？)に共謀罪に反対する左派に、この件では味方をしたい気分です(笑)
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本日の男の料理 キノコのミネストローネ
今日はイタリア～ン！ですよっと。ミネストローネと言えば人参や玉ねぎ、そういった野菜が入っているのが常識でありますが、入れません(断言)キノコの方が手間なく作れるのですよっと(笑)なんせ火が通るのが早い(笑)
ん？画像がなんでお椀に入ってるのって？スタッフにも作ったので、器の数が足りるのがお椀しか無かったのですよ(笑)
材料
- 舞茸
- シメジ
- マッシュルーム
- さやえんどう(スナップエンドウでもOK、三度豆でもOK適当)
- にんにく
- トマト缶(カットトマトが楽です)
- ケチャップ
- ブイヨン
- 塩
- 胡椒
- 醤油(醤油大魔神とか言わないで下さい)
- オリーブオイル
調理手順
- にんにくはみじん切りにして、鍋にオリーブオイルを引いて弱火にして炒めます。香りが出てきたら舞茸、シメジ、マッシュルームをそれぞれカットして入れて軽く炒めます。
- トマト缶入れて水をだいたいトマト缶の3～4倍くらい？入れて強火。ブイヨンも入れます。
- 煮立ったらケチャップ、塩、胡椒、醤油少々で味を整えて筋を取ったさやえんどうを入れて完成！さやえんどうは余熱で火を通します。
さやえんどうは煮込みすぎると色味が悪くなるので、色味の演出をするためには最後に入れましょう。キノコ類は色味がいまいちなので、さやえんどうの緑が生命線(笑)
上記は一緒に作ったボンゴレ・ビアンコ。ビアンコはイタリア語で白、ロッソは赤だそうです。ボンゴレ・ビアンコは白ワインを使用した二枚貝(ボンゴレ)のパスタ、ロッソはトマトソースですね。この皿でだいたい3～4人前です。イタリアではムール貝を使用することが多いのだとか？