加計学園・前川文書とネトウヨと安倍信者の動向 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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加計学園問題は結局何なのか?

 最近は中野剛志氏の新著、そして佐藤健志氏の著作を読みふけっており、あまりニュースを追っておりませんでしたが、どうやら加計学園の問題が非常に大きくクローズアップされているようです。ことの発端は流出した「文科省の文書」だそうで、この文書には要するに「官邸(の最高レベル)からの意向だ、なんとかなさい!」と書かれていた、それを文科省前事務次官の前川喜平氏が「これは本物ですけど?」と証言したところから再燃したようです。

 いわゆる「前川文書」と呼ばれております。

 

 この前川喜平氏は一部報道では「出会い系バー」に行っていた、というようなことが報道されておりますが、それと文章の真贋は「一切関係のないこと」というのは論理的に明らかでしょう。また職員の天下り問題で引責辞任した人物だそうですが、これも前川文書の真贋と関係ない。

 

 官僚の人事権、特に事務次官級は官邸に握られているのは「周知の事実」であり、すなわち天下りの件に関するならば「任命責任は官邸にある」わけです。脇においておく話ですが、一言指摘しておきたいと思います。

 

 結局のところノイズを取り除けば「文書は恐らく文科省の本物である」と私は思います。なんせ文科省の官僚元トップが「そう証言した」のですから、これほど雄弁な一次ソースはないでしょう。もしこれが捏造文書だとしたら公文書偽造とかになるんじゃないですか?

前川文書は本物なのか?の答え

 一方このようなバカバカしい報道も流れております。

出会い系バー通いを注意され「逆恨み」か…和田政宗議員、加計学園「怪文書」犯人を告発 (1/2ページ)

(夕刊フジ)

 

 和田政宗氏はどうも論理的に考えることが出来ないようです。仮に前川氏が安倍総理を逆恨みしていたのが本当だとしても、前川文書の真贋の判定には到底至らず、また前川氏の証言を虚偽とする理由もないからです。

 例えば刑事事件において被害者は加害者を当然憎みますが、ではだからと言って被害者の証言に疑義が発生するというわけではありません。あくまで証言に対しての疑義が発生するのは、その証言に整合性がない場合です。

 和田氏は自身の調査も踏まえて、《M氏が持ち込んだ文書は自らが作成した可能性が濃厚となりました(誰かに指示して書かせた可能性はあります。自らが作成したとばれないように)》とブログに記している。

 こう記事の最後の方に書かれておりますが、メディアに文書を持ち込んだのは元文科省幹部M氏(和田政宗氏ブログ)によるとこうだそうです。

文科省内の調査で文書は存在せず、すなわちM氏が持ち込んだ文書は自らが作成した可能性が濃厚となりました。

 しかし内部文書が次々流出…「加計学園」問題は堤防決壊寸前(日刊ゲンダイ 高野孟)によれば、この前川文書についてこう書かれています。

北村直人元自民党衆議院議員が朝日新聞の取材に応じて、自分の名前も出てくる文書に記されていることは『事実だ』と証言したので、官邸はほとんどパニックに陥っている」

 北村は自身が獣医師で、今も日本獣医師会顧問。医師会はもちろん、いかなる獣医学部の新設にも反対で、北村もそのために昨年秋には石破茂前地方創生大臣や山本幸三特区大臣と会って加計学園問題で話をしている。そのことが書かれた文書を当人が本物だと言っているのだから、怪文書として葬るのは難しくなってきた。

 さらにさらに安倍官邸「加計学園圧力文書はフェイク」は疑惑逃れの嘘だった! 決定的証拠が次々、田崎史郎までが「本物」と(ニフティニュース LITERA)では

 実際、朝日新聞はこうした攻撃に対抗するように、今朝の一面トップで続報を掲載。「官邸の最高レベルが言っていること」だとして早期開校を要求していた文書には、じつはタイトルに「○○内閣府審議官との打合せ概要(獣医学部新設)」(○○の部分は実名)と名前がしっかり記され、「平成28(2016)年9月26日(月)18:30~18:55」という具体的な日時や、〈「対応者」として内閣府の審議官と参事官、文科省の課長と課長補佐の計4人の実名〉も書かれていると報道したのだ。

 つまり当該文書の関係者が「ん?これ本物やけど?」と証言しているのですが、和田政宗氏によると「前川氏が偽造した偽物!俺の調査ではそうだったの!」だそうです。本当は調査とかしてないのが「まるわかり」ですね?和田政宗議員は、悪質なデマゴーグを流し、調査能力もなく、前川文書の真贋を見極められない「プロパガンダ要員」の烙印を押されても文句は言えませんでしょう。

 こんな人間を「保守だ!」と担ぎ上げる人の見識の無さにも、呆れるしかありません。

安倍政権、官邸の動向は?

 当初は菅官房長官および官邸は「フェイクニュースだ!嘘だ!こんな文章はない!怪文書のたぐいだ!」で押し通そうとしておりました。そして和田政宗議員の言うとおり「文科省ではこの文書は確認できない」としていたのですね。

 ところがここに来て当事者がポロポロと「え、それ本物やけど」と証言し始めた。さすがに怪文書で片付けられなくなってきたので次はこうです。

 実は、今朝の『とくダネ!』(フジテレビ)では"官邸のスポークスマン"である御用記者・田崎史郎氏が「文書は本物」と明言し、ただし「「総理の意向」は加計学園だけでなく全体のことを指している」「問題があって処分された役人が逆恨みで流出させた」などと苦し紛れの弁明を展開していた。

 上記は上述のニフティニュースの一文です。また前川文書の真贋を脇において前川氏の人格攻撃に切り替えたようですが、これは安倍総理が国会でよく「その質問は印象操作だ!」と反論しているそのものの手法でしょう。

 嘘をつく人は、相手が嘘をついている前提で反論したりするよい好例ですね。自分たちが印象操作をよくやるもんだから、相手がそれを仕掛けてくると思っている。まさに「韓国面に堕ちた総理」でございます。

安倍政権の体質

 長くなってきたので端的に論じますが、安倍政権の体質はこの一事でも十二分に理解可能でしょう。森友学園問題では資料を出さず、無くなったと言い張り、相手側の資料は全てウソ!印象操作!捏造!とレッテルを貼り、籠池理事長の人格攻撃に走る。

 そして今回は言い逃れが難しくなってきたので、前川前事務次官の人格攻撃をする。つまり安倍政権にとっては「真実などどうでも良い」のであり、自身の政権の延命のためには手段を選ばず、公権力をかさにきて一個人を攻撃する「恐るべき政権!」なのです。

ネトウヨ及び安倍信者の体質

 ここまで論じて分かる通りですが、ネトウヨ及び安倍信者は安倍政権を盲信し、安倍政権の姿勢を踏襲しているといえるでしょう。

 2ちゃんねるまとめを少々この問題で見ていたのですが、曰く「フォントが違う」「捏造だ」「出会い系バー通いが信用できない」ともはや「真贋で偽である」ことを前提条件に語っております。

 要するに彼らは「偽物である証拠探し」をしていて、そもそも真贋を見極めようという気すらないのでしょう。何故か?

 安倍政権は正しい、なぜなら安倍政権だからだという思考停止に陥っているからです。

 

 これは韓国の「日本は悪だ、なぜなら日本だからだ」という思考停止と「同じ」であり、ネトウヨさんはもはや「韓国レベルの思考能力しか持っていない」のですね。

※韓国人の方に失礼でした。それ以下かもしれません。韓国では実際に大規模デモとかやってるものね?ネトウヨさんはデマゴーグを広めるだけですからね。比較するのは失礼ってもんですね。

真贋を見極めて賛成や批判を決めよう

 政治において最大の敵は「デマゴーグ」「デマ」「嘘」です。プライマリーバランスや新自由主義的政策のデマゴーグが日本を破壊しているわけですし、大阪都構想では橋下徹によるプロパガンダとデマゴーグの拡散が盛んに行われました。

 デマゴーグとは民主主義を破壊するために「一番効率的な武器」なのです。そしてそのデマゴーグを官邸や和田政宗議員が行っているのですから、彼らは民主主義によって選ばれて、民主主義を壊そうとしていると判断しても間違いではないでしょう。

 

 その官邸、総理がすすめる「移民政策」「共謀罪」「憲法改正」が「国益に資する」となぜ言えるのでしょう?いいえ、断じて言えません。

 そして総理及び官邸、政治のデマゴーグを擁護し、追認する勢力こそ「反民主主義」であり「民主主義日本の破壊者である」と断じざるを得ないでしょう。

 

P.S

 共謀罪、憲法改正、移民政策、プライマリーバランス、デマゴーグ、加計学園と追うものが多くててんやわんやです(笑)もう、私の能力の限界を超えているかもしれん・・・と時々思っちゃうんですけど(汗)

 ブラック自営業(11時間労働、休みほとんどなし)状態なので、過労死するかもしれん(冗談、適当にサボってます)

 

 読者の皆様ももし「このニュース、結構重要ちゃう?」と思うものがあったら、ぜひともコメ欄にてお知らせいただけたらと思います。情報収集が一番時間がかかるのです(笑)

 ボチボチ、中野剛志氏の新著「真説・企業論」のレビューも書きたいと思います。ライトな仕上がりで結構スラスラ読める、やさしい本です。うん、富国と強兵に比べたらですが(笑)

 

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本日の男の料理 マグロと海老とアボガドの和物

 前回、ボンゴレ・ビアンコを作ったときに作ったやつ。盛り付けは気にせず、複数名で食べられる大皿料理にしました(汗)量を多くするためにレタスも入れてます。いわゆるまかない的な感じです。だから盛り付けが汚いのは許してください(笑)

※単に面倒くさいのでもういいや!とざっと盛っただけです・・・(汗)

 

 本来きれいに盛り付けるなら、白いお皿にアボガドの皮を使って盛り付けるのが良さそうです。イメージ通りの盛り付けがあったので以下に掲載。

 

 アボガドとマグロってなんでこんなに合うんでしょうね?さっと作れて美味しいのでレシピをご紹介。

材料

  • マグロ
  • 海老
  • アボガド
  • 胡瓜
  • 胡椒
  • マヨネーズ
  • 醤油
  • 日本酒
  • わさび

調理手順

  1. マグロは薄目に切って、出来れば糸造りにします。イカ刺しみたいな切り方ですね。んで醤油1、日本酒1に漬け込みます。10分ほどでOK。
  2. 海老は殻をむいて茹でます。アボガドは半分に割ってスプーンで皮を剥がし、サイコロ状に切ります。胡瓜は太めの千切りに。歯ごたえも楽しめるようにですね。
  3. 1と2をボールに入れて塩、胡椒、マヨネーズ、わさび、醤油少々で和えて出来上がり!

 アボガドの剥き方は以下の動画で。

 

 

 

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