現状の不足や不満・未来の不安や恐怖(つまり何かが"嫌だ"という感情から生まれる理想=こうしたい・こうなりたいという欲求)に対してどうこうしようという行動がベースになっていると、何をやっても上手くいきません。

これはわたし自身やっていた間違いですが、本当にブラックホールに吸い込まれるが如くやってもやってもプラスにならないです。

例えば経済的な不安を無くそうという場合、殆どの人が稼いだり貯めたり投資したりしてお金を増やそうとしますが(これがつまり不足や不満・不安や恐怖をベースにした行動)、経済的な不安の解消に必要なことは[お金が少なくても何とか生きていけるから大丈夫だ]とか[お金が少ない中でも豊かさを感じられるから沢山は必要ない]ということを体験を通して感覚的に腑に落とすことです。

もう一つは、物理的に経済的な不安を解消する(お金を稼ぐ)ために必要な"嫌なこと"を受け入れること。
毎月の生活費が足りなかったら最悪スポットのアルバイトをしたりすればそれなりの金額を確保出来る訳ですが、それを"嫌だ"と思うと経済的な不安は煽られます。
「お金は増やしたいけど投資(の勉強)はしたくない」とかもそうですね。

※これは先日のブログの内容にも繋がります。
「経済的な不安を無くす」とか「お金を増やす」という目的に対して、それを実現する手段を限定していると目的の達成は困難になります。
トリリオンゲームってスタートアップのあるあるだったりが割とリアルに描かれてるそうなんですが、そこでもやっぱり目標は1兆ドル稼ぐことだから何をやるかは決めてないんですよ。
お金の問題に限った話ではなく「こういう現実は嫌だ」とか「こういう体験をしたくない」という気持ちそのもの(=嫌なことを避けたい願望)が不安や恐怖の正体なので、嫌っている現実やそうなったら嫌だという体験を受け入れることでしか解消出来ないのです。

不安や恐怖にはマイナスの欲求(ネガティブな体験を避けようとすること)から生まれるものとプラスの欲求(ポジティブな体験に向かおうとすること)から生まれるものがあります。

プラスの欲求から生まれるものには別の対処法もありますが、マイナスの欲求から生まれる不安や恐怖に対しては"受け入れる"しか方法がありません。
ただ、受け入れられたら不安や恐怖に縛られることがなくなるので結果的にマイナスの体験に至らないのです。

しかし不安や恐怖に縛られて行動すると、マイナスの体験に至る確率が上がります。
そうならないためには自己受容が必要です。

自己受容は[何があっても無くても出来ても出来なくてもokという、全ての体験と自分自身のあるがままを受け入れること]です。

これが自己肯定感のベースになります。

自己肯定感は、ここでは[他者の意見に左右されず、自分がこうしたいという気持ちを優先出来ること]と定義します。

自分を肯定することが出来るから、周りを気にせず自分の感じるまま思うままの行動が出来るということです。


どちらも合わせて自己肯定感と言われることも多いですが、自己受容は不安や恐怖を和らげる(マイナスを許容することでゼロにする)要素があり、自己肯定感は自らの目的に向かって着実に行動を起こす(ゼロをプラスにする)推進力になります。

※自己受容や自己肯定感という言葉は便宜上使っているだけだと思って下さい。
ここでは上の[]の意味で使います。

自己受容が出来ていないと、自己肯定感を高めるのは難しいです。

何故なら、最初に説明したようにそもそもの自分がこうしたい・こうなりたいという欲求が嫌なことを避けるためのマイナスの欲求になっていれば何をやっても上手くいかないので、結果的に自己肯定感が下がる現実にしかならないからです。


マイナスを抱えたまま行動をしても、良くてゼロ、最悪マイナスの足し算になる。



上の画像のACループだと自己肯定感は下がる一方です。

プラスの欲求から行動し[自分を信じて行動した結果、上手くいった]という体験(BCループ)がなければ自己肯定感は上がりません。

自分を信じて行動しても上手くいかないという状態になると、他者の意見に左右されず自分の気持ちを優先することが出来なくなり「どうしたいか?」よりも「どうするべきか?」を外側に求めるようになります。
(自分もそうでしたが、占星術に興味を持つ人はこうなってる人がすごく多いです。)

要するに、自分を信じられなくなるんです。

なので、まずは自己受容が必要なんです。

全てを受け入れて「こういう現実は嫌だ」とか「こういう体験をしたくない」という不安や恐怖(ネガティブを回避するためのマイナスの欲求)が消えると「こういう現実が良い」とか「こういう体験がしたい」というポジティブを追求するための欲求が出てきます。

嫌なことを避けようとして頭をフル回転させている時には思考が堂々巡りになりやすいです。
そういう時には、何か嫌なこと(不快なこと)を避けようとしていないか確認してみて下さい。
そして、その嫌なことを受け入れてみると「どうしたいか?」に答えが出ます。

不快を感じたくないという防衛本能が働いている場合、やはり「どうしたいか?」ではなく「どうするべきか?」を考えていたりもします。
これは困難をほぼ100で避けようとする思考なので、あれもこれもどれも嫌だみたいなことにもなりやすいです。

そうなると当然答えは出ません。

シンプルただの我儘だと理解すると早いです。

月ですからね、結局。
不安とか恐怖を感じてるのって。

あれもこれも嫌なことを避けられて、尚且ついいことだらけの人生の選択をしよう(そういう選択肢がある)と思ってることがまず間違いだと思うと人生の幅が拡がります(笑)

そんな上手い話は詐欺くらいのもんですが、我々は無意識にそういう都合の良い選択をしようとしてしまうんです。

人間には不快や困難を避けようとする自己防衛本能が備わっているからです。

しかしそんな都合の良い選択肢は殆ど無いし、あったら迷ってないので、思考がループする時には嫌なことを避けようとしている可能性が高くなる訳です。

この思考のループってエネルギー消費量が半端じゃないので、これをやめるだけでもかなり楽になります。
そして余ったエネルギーを不安や恐怖を乗り越える力に使った方がいいです。

五条の『ま、好きな地獄を選んでよ』ってセリフが好きなんですけど、こういうスタンスで選んだ方がプラスの欲求を選択しやすいと思います。

人生の選択って、結局どっちを選んでもそれなりの苦労や大変さがあることばっかりだと思うんです。

さっきも言ったけど、そうじゃなかったらそもそも迷わない。
でもそう考えたら、どっちを選んだ方がいいかは明白です。

例え地獄でも本望だと思える方、好きな方の地獄です。

マイナスの欲求の壁の向こうにプラスの欲求があるようなイメージなので、マイナスの欲求を、その地獄が在ってもいいと受け入れられない状態ではプラスの欲求はなかなか掴めません。

このマイナスの欲求(から生まれる不安や恐怖)を手放さず(=受け入れず)にプラスの欲求を求めるのは非常に難しいです。
※受け入れることが手放すこと。

自分ではプラスの欲求(ポジティブな未来の追求から生まれるポジティブな未来)の方へ向かっているつもりでも、無意識にマイナスの欲求(ネガティブの回避から生まれるネガティブな未来)を実現していることなんて余裕であるからです。

こうなると何しても全然上手くいきません。

"ワクワクする未来を想像する"が出来ない人は確実にマイナスの欲求の方がベースになっています。
無意識にネガティブな未来を回避することが目的意識になっているので、ポジティブな未来を想像することが出来ないのです。

プラスの欲求に対しても不安や恐怖を感じることはありますが、それは挑戦し失敗することへのネガティブな感情であり、やっぱり「失敗する体験がしたくない」とか「失敗することで予想される現実を受け入れられない」ことが不安や恐怖の原因になります。

しかし自己受容が育っていればそれを和らげる思考が出来るので、不安や恐怖を超えて挑戦することが可能になります。 ←不安や恐怖の向こう側に本当の望みがあるから、これが大事。

プラスの欲求から生まれる不安や恐怖に関しては、挑戦のための準備をしっかりすることでその感情を和らげることも可能です。

でも自己受容が出来ている方が不安や恐怖を和らげる効果は高いと思います。

自己受容を育てる方法は色々あると思いますが、一番効果があるのは「こういう現実は嫌だ」とか「こういう体験をしたくない」を敢えて体験してみることです。
※頭で考えちゃダメですよ!不安や恐怖を感じることを敢えてやるということです。

不安や恐怖から妄想でそれが膨らんでいるだけで、実際には思ってるほど酷いことにはならなかったりします。

それを身を以って体験すると"大丈夫"が腑に落ちて、不安や恐怖が消えていくのです。

 
恐れの妄想に駆り立てられて「不安をなんとかしよう」と生きるのではなく、自分の感覚に正直に、体験をあるがまま中庸に捉えて生きるという選択をしませんか、という提案でもあります。
〜中略〜
ただし、そのためには「何を感じてもいい」と自分にゆるし、外側にあることも内側にあることも、ありのままに受け取れる器を自分の内側に育てなくてはいけません。
そうしないと、あっという間に、不快を避けるだけの自動操縦になってしまいます。
ただ快・不快に反応して生きるよりも、こちらのほうが人間としては、圧倒的に幸せに生きられるはずですよね。
でもこんなふうに言われると、頭の中で生存本能に使われている思考が「ホントにそれで大丈夫なの?」なんて囁いていませんか?
楽なこと、快適なこと、仕事や生活がうまくいくことが人生ではなく、魂が体験したいことを自分の身体で体験できることが本当の充足です。
肥大化した生存本能は思考を使って「恐れ」と「不安」の増幅装置のように働いて、安心と信頼から豊かな人生を歩む妨げになってしまいます。
だから、自分の生存本能が、何にどう反応してどう駆動するのかをいつも観察して、俯瞰することで、自分の中でどう働いているのかという理解を深めていくことが大事です。


引用元 ☟
お金の不安と恐れから自由になるというタイトルですが、全ての不安と恐れから自由になるために必要な在り方が学べます。


関連記事 :
月に蓄積された無意識の正体は、望まない現実を創造する自己防衛プログラム



どうしても出来ないこと
どうしても上手くいかないこと
どうしても手に入らないもの

それってそもそも

出来なくていいこと
上手くいかなくていいこと
手に入らなくていいもの

=エゴの望みであって魂の望みではないことだったりします。

勿論、簡単に諦めてしまうのは良くないですが[何ヶ月も行動出来ていない]とか[何年も実現出来ていない]のであれば、そもそも叶える必要のないこと(本当は望んでいないこと)なのです。

と言ってもこれは頭で理解出来ることではないと思うので、自分で検証してみるといいです。

今、やりたくても出来ないこと
今、なかなか上手くいかないこと
今、欲しくても手に入らないもの

それらが数ヶ月〜数年後にどうなっていくのか。

過去、やりたくても出来なかったこと
過去、なかなか上手くいかなかったこと
過去、欲しくても手に入らなかったもの

それらが今どうなっているのか。

わたしはこれを検証してから「全ては完璧である」ということが腑に落ちました。

そこに執着してたら何も変わらないんですけど、上手く手放せたことに関しては他の何か(その時に執着していたものよりも自分を満たしてくれるもの)に変わっているんです。

つまり、他の何かがあるからそれが出来なかったり上手くいかなかったり手に入らなかったりしているにも関わらず、いつまでも"思い通り(エゴが望む結果)"にこだわるから状況が一向に変わらないのです。


行動が出来ない・実現出来ない=現実を変えられない人は「全ては完璧である」を前提として、理想と目標を"逆に"使ってみるといいです。


理想から目標を設定して、行動出来ることや目標が達成出来ることは心から望んでいること、目標を設定しても行動そのものが出来ないことや目標が達成出来ないことはそもそも望んでいないこととして手放す。

行動出来ないことって、結局、以前記事に書いた気持ちが<下がる>ことだったりします。
定期的にチェックをして、行動出来ない目標や達成出来ない目標をレベルダウンするor別の目標に入れ替える。

※ただし行動出来ない原因が自己否定にある場合はこの限りではありませんので、まず自己否定をしない自分になることを目標に組み込んで下さい。
恐怖心があって行動出来ない場合には、なるべく目標を小さくすることが大切です。
例えば転職に恐怖心があってなかなか行動が出来ずにいるなら"求人を見ること"を目標にする等、自分が確実に行動出来る(言い訳が通用しない)レベルまで目標を下げることが重要です。
自己否定癖のある人は行動が出来ない・目標達成が出来ないことで自分を責めて、ただでさえ無い自信を余計に失うので出来ない目標を掲げるのは絶対にやめましょう。
慣れてきたら次のステップに移るために目標をレベルアップさせます。
出来ていない目標はレベルダウンします。
"1日30分勉強する"が出来ないなら"1日5分勉強する"に変えます。
それじゃ意味ない(理想を実現出来ない)と思うかもしれませんが、やろうとして出来なくて全然やらないより遥かにマシです。
5分だけ何かするって逆に難しいので、5分やろうと思って始めたら大体30分くらいは出来ます。
その5分だけやろうと思って手を付けることすら出来ないなら、30分勉強することも出来ません。
確実に行動出来る目標を掲げてそれでも行動が出来ないのであれば、その行動自体を本当はやりたくない(その先の目標達成や願望実現を望んでいない)と仮定し目標を入れ替えます。

目標をレベルダウンしても入れ替えてもどうにもならないのであれば、理想そのもの(目指している方向性)にエゴと魂のズレがある可能性が高いので、理想を再構築し目標を設定し直します。

これを繰り返していくと、確実に行動が出来る目標だけが残るので変化を実感しやすいです。

望みを実現していく過程で自己否定や恐怖心が邪魔をするということはありますが、それ以外で望んでいるのに行動出来ない(やる気が出ないとか抵抗を感じる)って、普通に考えて、変です。

望んでたら行動出来るに決まってるんです。

だけどこれがまた全然理解出来ないんですよね(笑)
完全に望んでると思い込んでるから。
なので上記を実践して「行動出来ることをやった方がいい」ということを体感で理解して下さい。

誰だったか忘れてしまったんですが、起業したものの仕事に身が入らず、その時に仕事をせずにやっていたことが後にその人に成功をもたらしたというエピソードがあります。
Dropboxの創業者だったかな?

出来ないこと(つまり本当はやりたくないこと)を無理にやろうとしないって大切です。

潜在意識がどうこう言いますが、それは自己否定や恐怖心(本当に望んでいるものを素直に望んでいると認めて行動出来ない原因)を取り除くためのものであって、心の底から望んでいないことを実現する(どんな願望実現でも叶える)方法ではありません。

望んでいないから行動出来ない・実現出来ないだけなのに、謎に「望んでいるのに行動出来ない・実現出来ない」と思い込んでいる人が多いのです。

そうなってしまうのは、エゴが主体になっているから。

心の何処かで本当はそれをやりたくない・それじゃないって気持ちがあって、そっちに従ってる状態が「行動出来ない」とか「実現出来ない」なんです。☜この状態の方を変えて願望を実現しようとするんですが、この状態を尊重してエゴ(本当の望みを勘違いしている意識の状態)を変えた方がいいです。


    

あなたの願いを何でも一つ叶えましょう。

しかしそれが叶うことであなたは不幸になります。
それでも叶えたいですか?


これにYESと答える人がいればそれは結果がどうであれ体験したい(実現することよりもその過程で得られる学びに魂の望みがあるという)ことなので、そうであれば行動出来ないということはないはずです。


しかし結果的に不幸になるのであればその願望を実現したいと思わない人は、それはつまり本当の願いは"今より幸せを感じられること"であって思い通りに願望を実現することではないのです。

それを実現したら(その実現のための行動が出来たら)今より良い未来になると思っているから、行動したい・実現したいと思う訳ですが、そんなものは所詮「こうなったら良くなるだろう」という思い込み(妄想・幻想)に過ぎないのです。

それを希望とも言うんですけど、希望っていうのは未来を変える一歩を踏み出すため(人生を諦めずに前に進んでいくため)のものであって、そこに固執して動けなくなってたら本末転倒なんですよ。

執着になると上手くいかないと言いますが、そもそも上手くいかないことにこだわっている状態が執着です。

通行止めを前にしていつまでもアイドリング / アイドリングストップしてるくらいなら迂回して先に進んだ方がいい。

そうすれば別ルートで『今より幸せになる未来』という目的地に辿り着ける可能性は高くなりますが、先に進めないのに思い通りのルートにこだわっていれば目的地到着は難しくなります。

"思い通りに事を運ぶこと"にこだわることが、肝心の目的地に辿り着くことを阻害しているんです。

無意識にルート(手段)と目的を混同している人はとても多いです。

本当の望みはあくまでも目的なのに、ルートにこだわることでルートを目的にしてしまうんです。
そうなると本当の目的と自分の頭で考えている目的(感情と思考・魂と自我=エゴ)にズレが生じて先に進めなくなります。

目的を諦めないためには、積極的に手段を諦めることで柔軟にルートを模索する必要があります。

もしもそのルートが本当の望みなのであれば例え迂回したってそこに戻って来れますから
出来ないことは手放して、出来ることをやる。

それが『今より幸せになる未来』への最短ルートです。


結局コヒーレンス(干渉出来る波=エネルギーに干渉)して起こせる変化を起こすしかないんだと思うんですよね。
自分のエネルギーと齟齬のあるものには干渉出来ない。
干渉出来なければ変化も起きない。

※物理学において、コヒーレンスとは、波の持つ性質の一つで、位相の揃い具合、すなわち、干渉のしやすさを表す。引用:wikipedia
波動が互いに干渉することができる性質。
コヒーレントな性質のこと。引用:コトバンク 



先日Twitterで土星について書いたところ、キツイという反応が(笑)


実際、土星(ネイタルの土星があるハウスやサインに関しての課題)はトランスサタニアンよりもキツイです。

トラサタはコントロール出来る訳じゃないので流れを受け入れたらそれでいいんですけど(って言ってもその流れを受け入れるのもキツイんですが)、土星の場合は流れを受け入れつつ自分の力でコントロールしていくことも必要だからです。



土星は下位の天体(自我意識)と上位の天体(魂意識)のエネルギーがぶつかる場所なので、そのエネルギーを乗りこなすのが難しくなります。

そのため上手くいかない経験をすることが多くなり、コンプレックスや劣等感が形成されます。


 

土星の困難には、自我と魂の擦り合わせの大変さが含まれるのです。


「やりたい(土星の制限の先の世界を見たい)けどやりたくない」みたいなのをまず調整していかなきゃならなくて、この時点で土星以遠を避けてしまうことも多いです。


わたしの感覚だと土星以遠って連動してて、土星をやろうと思ったらキロンとトラサタもやらなきゃいけなくなるというのもキツイ天体たる所以かと思います。


そして何より、土星は頑張ったからって早く結果が出るってもんでもないので、短期で結果を出そうと思ったらほぼ100挫折します。

(他の天体もやらなきゃいけないのでそれなりの時間が必要です。)


大きな結果を受け取るためには7年くらい継続して様子を見た方がいいです。

これはネイタルの土星がトランシットの土星とアスペクトを形成する間隔になります。

やって良かったと思えるくらいの結果が出るまでに最低でも2〜3年掛かります。


勿論これは一つのテーマの完成であって土星の課題のクリアではありません。

終わればまた次のテーマの学びがはじまります。

それを繰り返して徐々に土星のレベルを上げていく感じです。

それに伴い土星のコンプレックスや劣等感は減っていきます。



 努力の結果は階段状に現れる


何回も同じような失敗を繰り返して土星の課題に取り組んでいても変化を感じられない期間が長く続いた後に、いきなり結果が出ることが多いです。


いつも不思議だなと思うんですけど、本当に突然、これまで出来なかったことが出来るようになるんです。


努力していても変化を感じられない期間が耐えられずに「諦める」ということにもなりやすく、完全に諦めてしまえるのであれば楽になれるのでそれはそれでありだと思いますが、そもそも土星の課題に意識の向く人は壁の存在が視界に入っている人ですから(余り壁が視界に入らない人・入っていても気にならない人もいる)、その壁が存在することによる苦しみを見てみぬ振りを続けるのもなかなか難儀なことです。

トランシット天体も定期的に煽ってきますし。


【いい意味で半分諦めつつ続けていたらいつか化けるかも】くらいのテンションで0.01mmの努力を続ける。


執着しない。例え土星の壁を超えられなくてもそれはそれで自分の個性として受け入れる気持ちも持ちつつ、でも自分の力で変えていこうという気持ちも持って行動を積み重ねていく。


やっぱりこうトランスサタニアンに対する受容の姿勢と木星までの天体に対する能動的な姿勢の両方必要なんですよね。


たった0.01mmの努力だって、7年続けたらそれなりの結果になります。

そもそも苦手や困難を感じることですから、頑張ってしまったら続けられません。


0じゃなければそれでいいんです。


0.01mmでも続けてたら少しずつ変わっていきます。


土星と向き合っていくには『継続していくためにどんな心持ちでいるか?』や『どんな方法でやれば継続出来るのか?』を考えることが重要です。


そして、0.01mmの努力を継続出来る環境を整える。





それが好き。

とか、楽しい・欲しい・やりたい。

そう思っていても、それに関わることが結果的に自分を苦しめていたり、苦しめるまでいかなかったとしても人生の質を下げていることが多々あります。


それは特に海王星的な物事に対して働きやすいです。

お酒・ゲーム・インターネット・不倫及び人生にプラスにならない恋愛など。


これらは全部、脳内麻薬物質とも言われる快楽を感じる物質(ドーパミンなど)が発生する行為です。


それはつまり好きだと思い込まされるような所があり、好きが度を超えて依存になりやすいことを意味します。


デジタルデトックスなんて言葉が生まれる時代ですから、SNSで無駄に時間を浪費・YouTubeを見過ぎて夜更かしなんてのは誰でも経験があると思います。


ですが、海王星的な物事は脳内で快楽物質が発生してしまうために薄々ダメだなって思っていてもやめられなかったり、そもそも好きだと思い込んでいるからダメとも思っていなかったりします。


海王星は物事を曖昧にする作用がありますから、問題は問題として認識しづらくなります。


で、ここからが本題。

夢や理想というのも海王星的なものなので、この影響を大いに受けているということ。


実現したくて(何かを上手くいかせたくて)頑張っていることでも「本当は望んでない」っていうことが実はめちゃくちゃある。


↑思考と感情=自我と魂のズレ


不倫及び人生にプラスにならない恋愛で考えるとわかりやすいですが、一度沼にハマってしまうと、良くないとわかっていても簡単に気持ちを抑えられる訳でもないからです。

(ロミジュリバイアスは非常に厄介です。)


夢や理想を実現しようとする際にも、そのプロセスに喜びを感じられていないにも関わらず追い続けてしまっていることがあります。


それに自分で気付くことはなかなか難しく(脳内麻薬物質によって好きだと思い込んでいるから)、だから結局心身ボロボロになってようやく軌道修正や方向転換に至る‥ということになりやすいのですが、そうなる前に自分を幸せにする道を知る方法が日々の気持ちの<上がり><下がり>を記録するという方法です。


参考資料☟


夢や理想を実現するための行動をした時に、気持ちが<上がる>のであればその夢はちゃんと人生の喜びに結び付いているということであり<下がる>のであればその夢は人生の喜びとは結び付いていない(「人生の喜びに結び付くはずだ」という思い込みがある)ということ。

その日のコンディションによっては「疲れているから休みたい(今はやりたくない)」という意味で気持ちが下がることもありますが、もし毎回気持ちが下がるようならコンディションの問題ではなく目指す方向性が間違っている可能性があります。
或いは「それをやる前に他にやることがあるよ」というお知らせとして気持ちが下がることもあります。

気持ちの<上がり><下がり>のログを取ることで、方向性の間違い(思い込み)に気付いたり、今優先すべきことを知ることが出来ます。
※これは当然気持ちが上がることをやる・そちらの方向に向かうのがベストです。

実際に本書で紹介されているやり方としては特定の行動に対してログを取るのではなく、日々の気持ちの動きを記録し、傾向をまとめて自分の価値観(本当に心が喜ぶこと)を理解したり、そこから理想や目標を設定していくことで本当に自分が満足出来る人生を創造していく流れになっています。

わたし自身実践しはじめて半年くらいですが、日々のログから<下がる>行動を減らして<上がる>行動を増やす工夫をすることで確実に人生の満足度が上がっているのを感じられています。

まあ当たり前なんですが、無理をしようとすると気持ちが下がります。
ですから「無理をせず休む<上がる>」に行動を変えた所、無理をしない方が調子がいいということを体感することが出来て「無理をしても大丈夫<下がる>」という思い込みが外れたのです。
大丈夫じゃないのに大丈夫と思ってたんですね(笑)
今は無理をする前に休めるようになってきたので以前より心身共に安定しています。
(わたしは金星が蠍座なので、無理をしていることを自覚しにくい所があります。)
蠍座の金星についてはこちら⇒Twitter


人間の脳っていうのは割と機械的で、一度覚えたことを繰り返すようにプログラムされています。
特にネイタルの天体の影響はデフォルト設定ですから、無意識に繰り返しやすいです。

例えそれが自分にとって有益でなくとも。

加えて人間の脳は何かをやめるだけの指示を受け取るのが苦手です。
「Aをやめろ」は難易度が高くそれを実行するのが難しくなるので「AをBにしろ」と脳に指示する必要があります。

ですから<人生にプラスにならないこと=気持ちが下がること=自分にとって良くないこと>はやめて<人生にプラスになること=気持ちが上がること=自分にとって良いこと>に行動を置き換えることで繰り返しのプログラムを構築し直す必要があります。

気持ちの<上がり><下がり>を記録し<下がる>を<上がる>に変えることで【行動を置き換えること・思い込みを外すこと(今までのやり方よりもこっちの方が良いという気付きを得ること)】の両方が出来るので、かなり理にかなっていて人生をより良くするという成果が出やすい方法と言えます。

【繰り返されている指示=思い込み=無意識】ですから、一番簡単に無意識を変えられる(何かを無意識にやってしまっている自分に気付ける)方法でもあると思います。








恋愛に適した相手と、結婚に適した相手は違う。


"どう違うか"は、マニさんのツイートを引用させていただきます☟


この違いは、若い頃(金星の年齢域くらいまでかな?)にはよくわからない。

わたしが20歳くらいの時、確かに人生の先輩方は恋愛と結婚は違うって言っていたけど、よくわかんなくて「えーーー?」って思ってたのをしっかり記憶しています(笑)


やりたいことを見つける上でも、重要なのは(自分の中の)月と太陽の関係性です。


わたし自身やっていた間違いなんですが、恋愛みたいなインパクト(ワクワクとかドキドキ感が大きい感じ)を期待して探していると結局長続きしないことが多かったです。

これは金星×火星で探してしまっている状態。


あとは「それが実現したら自分が満たされるだろうな」っていうのを想像してそれをやりたいことにしようとしたり。

これも恋愛・結婚に似たとこありますよね。

「パートナーがいれば幸せになれるだろう」みたいな。

これは自分の中の月や太陽を見ていない感じ(パートナーに天体を預けるのと似た作用)で、それが理想の自分だと思っているけど実際は架空の自分だったりします。


誰かがやっているのを見て「自分もそれを実現したい」みたいな感覚で決めた取ってつけた感じの理想になっちゃってるんですね。無意識に。


自分の星を見ていないから。


月は自然体の自分を表す天体です。

ですから、自然にやってしまうことの中に本当にやりたいことに繋がるものがあります。



前回の記事にも書きましたが、やりたいと思ったことはそれを仕事にしようとか本格的に学ぶ以前に何らかの形でそれに近いことをやっているもので、今やっていることからイメージを膨らませていないものは理想じゃなくて妄想なんだと思います。


わたしの感覚では、妄想になってしまっていると(少しでも今やっていることからの地続きじゃないと)道が繋がっていかないなっていうのをものすごく感じています。


自然とお金や時間(エネルギー)を費やしてやってしまうことはやりたいことを見つけるヒントになりますが「ただエネルギーを費やしているだけ」ではロミジュリ効果(※1)が発動していたり火星をコントロール出来ていない(※2)可能性があるので『エネルギーを費やした分がエネルギーになっているか?(浪費ではなく消費になっているか?エネルギーを費やした分の豊かさを得られているか?)』が重要なポイントです。


コストパフォーマンスとかタイムパフォーマンスを気にするよりも「お金とか時間というエネルギーを人生のエネルギーに交換出来てんの?」っていう所を見直す方が圧倒的に大事。


月で使ったエネルギーが太陽のエネルギーに供給されて「生きがいになってる」とか「人生が充実する」とか「〇〇さんて〇〇してる時が一番イキイキしてるよね」って言われる(他者から見て輝いて見える)とか。


太陽へのエネルギー供給が自分で感じられた時に、自然とやりたいこととして目的意識になります。


そういうエネルギーの循環がなされていれば自然と長続きもするし、やりたくてやっていると勝手にレベルアップしていくから自然と努力してるような状態にもなるので、自然にやっていることでエネルギーが湧いてくるものに意識を向けると何かやりたいことに繋がる気付きが得られるかもしれません。


好きでも報われなかったり自己嫌悪になるような恋愛と同じような追っ掛け方をしない。



(※1)ロミオとジュリエット効果

「困難がある方が情熱を持てる」という心理的効果ですが、困難が大き過ぎることにエネルギーを費やして悲劇のヒロインになると上手くいきません。


(※2)火星をコントロール出来ていない場合、本来使いたいことではないことにエネルギーを消費する傾向があります。