胡桃は前世犬だったんじゃないかと思うほど親愛の情が深く
顔をペロペロ舐めてくれたり後を追ったり、『くるるっ、あるるっ』と何やら応援してくれたりします。合間に話しかけてくれたりするので、めんどうな家事をするのも楽しく思えます。
ちなみにガブガブ噛むのと毛繕いはトンネルマン専門。人をちゃんと見分けて絡むニクい奴なんです。
そんな胡桃さんは、一度感情が高ぶると冷めるまでは執着し、とてもしつこいんです。
制止なんか聞き付けません。
ちょうど米を研いでいた私は胡桃に触れることが出来ず、言葉でなんとかそこから立ち退くよう仕向けますが
あまりに
キラキラと目を輝かせ、喜びに満ちている胡桃を無下にすることが出来ず
胡桃の定位置、炊飯器の上で見てるよう促すと
ちゃんとそこに行き、見ていることにしたようです。
あんまりスムーズだったので、言葉が分かるんじゃないかと思ったくらいです。
そして続きの米研ぎをしていると
流れる水が魅力的なのか、胡桃は身を乗り出して観察。
流れて消えた水が不思議でしょうがないのか、『あの水はどこへ行ったんでしゅか!?』と私に訴えます。動くものに興味を引かれるとこはやっぱり猫。
でも私は気が気じゃない。君が流しに落ちるんじゃないかとヒヤヒヤです
犬性格と猫性格が渾然一体となっている、それが胡桃さんなんです(笑)
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