今月８日、バリ島で小島恵美子さんが亡くなった。
原因はバイクでの単独事故。
バイクで転倒し、歩道のコンクリートに頭を打った。
ヘルメットが飛んでいたとのことで、ストラップをきちんと
していなかったのだろう。
突然のことで、ただただ驚いた。
小島さんと知り合ったのは６年前。
当時、彼女は３０アールと５０アールのヴィラを開発、運営しており、
バリ島の日本人成功者の１人と言われていた。
彼女からそのうちの１つを買ったことで、つき合いが始まった。
初めは、思ったことはズケズケ言うし、思いつきで話をコロコロ変えるし
「勘弁してくれよ。マジで我儘な人だな」
ってことの連続だった。
ナメられることを嫌い、売られた喧嘩は買った。
そんな人だったから敵も多かったと思う。
しかし、つき合っていくうちにその印象は変わった。
面倒見がよく、おせっかい。
手料理を振舞ってくれたり、御馳走してくれたり、
人を喜ばせるのが好きな人だった。
相談をすると、こちらが望まないほど世話を焼いてくれる。
それでいて恩着せがましいところはない。
いい意味でも悪い意味でも、嘘はつかない正直な人だった。
話をコロコロ変えるのは気分が変わったわけで
本人からすれば嘘をついているわけではない。
男気と女気を併せ持った人だったから、初めは困らせられたが
そこさえ分かれば信頼できるいい人だった。
どうであれ、一介の主婦が、異国の地で、チャレンジし、
誰にも教わらずに不動産開発を始め、成功した。
バリ島の魅力に取りつかれ、インドネシア語を学び、
日本とバリを行き来しながら、頑張っていた。
アジア通貨危機の時、多くの人が引いてしまった時、
彼女はへそくりをすべてルピアにつぎ込み、勝った。
それが成功の始まり。
パワフルな人だった。
社会経験が少なかったからだろうか、ヘンな所もあったが、
少し訛った遠州弁と笑顔が魅力的だった。
なんだか、とても寂しい。
っていうか、時間が湧かない。
しかし、僕らの立場としてはそうも言っていられない。
仕事上の付き合いもあったから、彼女の状況が一番わかるのは僕らだからだ。
彼女の携帯から各方面に訃報を知らせ、娘さんに連絡を取り、
軍の病院に遺体を移し、１２日１３日にお別れ会を開き、
火葬してサヌールの海に散骨した。
彼女は家族のことをよく話していた。
医院を開業している主人のおかげで今の私がある。
（日本に１人で残されたら寂しんじゃないの）
と言いたかったけど。。
娘さんのことは、ずっと心配していたし。
彼女の母親姿は想像できないけど。。笑
ご遺族からの希望もあり、娘さんの連絡先を記載する。
なにかある方は、下記に直接連絡してほしい。
小島 淳希さま
xo3uxmwha〇gmail.com
※〇を@に変えてください。
小島恵美子さん、
あなたはチャレンジし、成功し、勇気を与えてくれました。
ありがとうございます。
安らかにお眠りください。
ご冥福をお祈りいたします。
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