梅雨の6月に入りましたが、今年は雨が少なく、山登りには恵まれた天候になっています。
しかしながら自分の休みの日は、天候が崩れたり、用事が入ったりで、初旬に尾瀬ヶ原を歩き、山梨の御正体山を登った以来、パッタリ山登りから遠ざかった状態でした。
ようやく次の休みは天気が良さげなので、最近、花畑が綺麗でインスタでよく投稿されている上越の平標山〜仙ノ倉山を登ってみたいと思い、前日の22時に自宅を出発しました。
歩行距離 12.1㎞
累積標高差 1,345m
平標山は4年前に登って以来、久々になります。前回は夏の終わりという事で、素晴らしい天空のパラダイスを歩きましたが、今回は更にお花畑が加わるという事で、楽しみで仕方ありません(笑)
駐車場は既に何台か停まっています。
駐車場には綺麗な水洗トイレがあります。
→駐車場
→駐車場
駐車場からトイレ脇に登山口方面に向かう道があります。
入り口には花を大切にしてくださいと平標山の花からのお願いです。
一旦、舗装路に出て川を渡ります。
道なりに進むと二又に分かれる道を左手に進みます。
すぐに登山口に到着です。
まずは平標山の稜線に出る為に、手前の松手山まで登ります。
いきなりの急登、急階段で息があがります。
ところどころになだらかな斜面もありますが、基本急登です。
松手山手前にある鉄塔が見えてきました。
鉄塔まで登ると苗場スキー場と苗場プリンスホテルが見えてきました。
苗場スキー場は実際、苗場山とはかなり離れていて、苗場山に近いのはかぐらみつまたスキー場です(汗)
前回、平標山に登ったイメージはここまで急登で、しばらく傾斜の少ない登山道と思っていましたが、まだまだ登りが続きます。
この辺りまで登るとチラホラと花が咲いています。まずは可愛らしいイワハゼ♬
続いてイワカガミが登山道沿いに沢山咲いています。
ようやく松手山に到着。
前回はもっと早かったかな❓(笑)
視界がひらけ平標山の稜線と平標山が見えてきました。
イワカガミの間にミツバオウレンが細々と可憐に咲いています。
後ろを振り返ると苗場山がどーん!
まだまだ雪が残っています。
松手山を過ぎると少し平らな道を進み、いよいよ平標山の稜線を目指し、最後の急登です。
急登を振り返ると歩いてきた尾根道が確認できます。この辺りから森林限界を超えています。
急登に喘ぎながら登っていると、道脇にはハクサンチドリがポツンと咲いていました。ハクサンチドリはまだ咲き始めでこれからのようです♬
木製の階段を登りきるといよいよ平標山の美しい稜線に入ります。
ここから仙ノ倉山までいくつかのピークはありますが、今迄のような急登ではありません(笑)
苗場山も高度を上げてきました♬
稜線を少し進むと前方の斜面が白く染まっています♬
待望のハクサンイチゲの群落です。
まさにピークを迎え、斜面が白く輝いています。
苗場山とハクサンイチゲのコラボとハクサンイチゲの群落の撮影をしているハイカー(笑)
稜線を進むと目指す平標山が目の前に。
あと一踏ん張りです。
平標山の頂上に着きました。
サンドウィッチをパクリ、軽い朝食です。
休憩後、お花畑と仙ノ倉山を目指します。ここから見た笹原の稜線は本当に美しい♬四国の剣山から次郎笈の稜線か鈴鹿山脈の竜ヶ岳に匹敵する稜線です。
平標山を仙ノ倉山に向かい降り始めると、登山道沿いにお花畑が見事です。
ハクサンイチゲが主体ですが、ハクサンコザクラ、チングルマ、ミヤマキンバイなどなど美しく咲き誇っています。
ため息が出るほどの美しいお花畑です。
駐車場に書いてあった、一輪一輪大切に守ろうとはこの事だったんですね。
前方に目をやると、稜線の山々が見えます。目指す仙ノ倉山は左から2番目のピークです。
これから仙ノ倉山へ向かって歩く稜線が、美しく、たおやかに目に映ります。
平標山を降った後を振り返ります。
帰りはここを登り返します(汗)
東芝ランプ⁉️谷川岳の肩ノ小屋まで10㎞だそうです。いつの日か谷川岳まで歩いてみたいな(笑)
途中に木道歩きもあります。
広々とした草原歩き、幸せだな〜♬
この近辺で唯一谷川連峰っぽいエビス大黒ノ頭。急峻に切れ落ちています。
最初のピークを越えると、最終目的地の仙ノ倉山が姿を現しました。
この辺りもハクサンイチゲが群生していました。
振り返ると平標山と苗場山が美しい♬
谷川連峰最高峰の仙ノ倉山に到着。
平標山稜線から1時間半くらいですが、楽しい稜線歩きができました(笑)
前回に来た時はここから日本海が見渡せましたが、夏場は無理かな❓(笑)
軽くランチをした後、平標山へ向けて戻ります。
さぁ、平標山へ登り返しです。お花畑を見ながら頑張ろう💪
登り返している途中、左手に目をやると、平標山の家という山小屋が見えました。前回は山小屋側に下山しましたが、今回は登ってきた道を戻り後悔します(笑)
再び平標山の頂上に戻りました。
ところどころに残る雪渓が綺麗です。
ハクサンイチゲの群落を通過して下山しました♬
駐車場に戻ると平日にもかかわらず満車状態(汗)今日は多くのハイカーとすれ違いました。
4年前に山のガイドブックを見た時に、仙ノ倉山への稜線の写真に魅せられ、早めにチャレンジした平標山。
その頃は花にも興味が無く、天気さえ良ければ良しでしたが、ネットで投稿される平標山は、美しいお花畑を持った素晴らしい山でした。
今回はそんな美しいお花畑を堪能できた山行になりました。
前回の反省から、眺望のない山小屋経由の沢沿いルートを避け、松手山経由のピストンにしましたが、夏場は日差しが強く、松手山経由だと森林限界を超えているので、暑くバテました(笑)
夏場の帰りのルートは平標山の小屋経由で、木陰の涼しいコースを選択した方がベストだと思います。
平標山は是非この時期に登り、美しいお花畑と稜線歩きを楽しんで下さい(笑)
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