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昔の司法試験短答式試験には,ゼロ回答というのがあった。
例えば,「次のうち正しいものを選べ」という問題で,選択肢が5つあるのだが,全てが誤りということがあった。
何とも意地悪な出題だったが,時代は変わり,これは単なる出題ミスだった。
5月20日に行われた司法試験予備試験(法科大学院を経ずに司法試験の受験資格を得られる試験)の短答式試験で出題ミスがあった。
一般教養科目の問題で,選択肢の年代の表記が誤っていたため,正解の選択肢がなくなってしまったという(http://www.yomiuri.co.jp/national/20180615-OYT1T50108.html YOMIURIONLINE「正解の選択肢ない!司法試験「予備試験」でミス」2018年6月15日)。
平成28年に出題ミスがあった際には,その問題を選択した人全員が正解とされたそうだ。
今回も同様の措置が取られるとすると,3点増える人がいるため合格者が増加するらしい。
ツキも実力のうちとは言うが,そんなことで法曹界を担う人物が左右されてよいのか疑問も感じる。