神戸市立 小磯記念美術館
みなさま、毎日暑いですねー!
それにしてもすごい暑さです。
もう8月も終わるというのに…
こんな時は涼しい屋内で楽しむのもいいものです。
夏休み期間中、各地で色々な催し物が開かれていますね。
美術館だって頑張っていますょ
普段よりも砕けた感じの企画が多くて
子ども達もたくさん来ています。
説明が丁寧でわかりやすいところがいい
その中でも今日は私の大好きな美術館
小磯記念美術館をご紹介します
神戸出身の洋画家・小磯良平は昭和期に活躍しました。
肖像画、特に気品ある女性像を中心に、
85歳で亡くなるまで精力的に制作を続けました
今回の「小磯良平ベストコレクション」では
作品とともに小磯さんの一生を疑似体験でき、
進むにつれ画風が変化していくところが見所です
フランスで学んだことを活かそうと
いくつになっても懸命に努力する姿は
見習いたいです
作品は写真撮影ができないので
購入したポストカード等で一部だけ
お見せします
1929年 青衣の女
その当時人気があった野獣派(フォービスム)に影響を受けて。
外国人モデルを素早い筆致で大胆に描いている。
1933~34年頃 洋和服の二人
「神戸みなとの祭」第2回ポスター原画
旧居留地街を背景に、今も続く神戸まつりの様子を描いている。
1939年 桃とクルミのある静物
西洋美術への関心が高い小磯良平は
ヨーロッパでたくさんの芸術作品に触れ、
自身の作品の中に生かした。
1940年頃 踊り子
ドガの影響を受けて多くのバレエ作品が生まれた。
コスチュームを描くことに関心があり、常に静止した姿を描いた。
1953年 母子像
戦後、働く人や家族をテーマにした作品を数多く制作。
戦災から復興していく神戸の街をイメージした
大作「働く人」の中にも同じモチーフが見られる。
1954年 音楽
リュートという楽器が描かれている。
東京藝術大学教授に昇任した翌年の作品で、
音楽学部から購入したドイツ製だそうな…。
1972年 マヌキャン
こちらにもリュートが登場している。
小磯良平はこの楽器が大好きだったようだ。
館内では毎月第3日曜日に絵にちなんだ
マンスリーコンサートが開かれている。
1984年 紫のコスチュームの人形
人形やマネキンは晩年によく描かれたモチーフ。
モデルの人形はフリルのついた華やかなドレスを着ている。
私の好みで選んだポストカード等。
飾りやすいモチーフで決めたので偏っていますが…
いろんな画材・技法で実験的に制作されていただけあって
誰の絵だったのかわからなくなるくらい
色々な作風が見られます。
抽象画も展示されていました
今回展示されていたのは114点。
たっぷり楽しめました。
作品は季節ごとにテーマを変えて展示されます。
生涯をかけて挑戦し続けた小磯さんだけあって
何回行っても新しい発見がありますよ
神戸市立小磯記念美術館は
六甲アイランド公園内にあります
六甲ライナー「アイランド北口」駅すぐです。
駐車場は公園西駐車場が便利です。
涼しい場所でゆったり過ごしたい時に
オススメの美術館です
次の休日にいかがですか?