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2016年02月06日

わたしを離さないで 四話

<だけど、くだらないと切り捨てる事は私にはできない…
私たちがいるのは、あらゆる可能性がはぎ取られた世界だから…
その中で、幸せになる方法は…とても、とても限られている…
たとえば、それは…>

恭子(綾瀬はるか)たちが送られたコテージでは、先輩たちがセックスに明け暮れている
また、提供者の中にも格差があるようで陽光学苑出身者は優遇されているようだ
真実(中井ノエミ)のコテージでは、雰囲気が違っていて人権運動などが盛んだ
恭子も運動に誘われるのだが、断ってしまう
恭子「でも…やっぱり…わたしも…少しでも長く生きたい…」

<いやだ、いやだ、いやだ、>
恭子「独りなんて…イヤ、このまま独りで…終わるだけなんてイヤ!」
浩介(井上芳雄)と結ばれる恭子
<この日、わたしは知った…わたしたちは、世界を変える事なんてできない…
だけど…抱きしめ合えば…
世界には…わたしとあなた以外はいなくなるのだと、わたしは知ったのだ>

なんだか今回は、いまの日本を暗喩しているかのような描写が多かった
いや、いつの時代もそうなのかもしれない
自分も歴史の授業で、近代史は教わらなかったし
陽光学苑の子供たちのように、私たちも本当の事を教えられていないのだろう

イカンイカン…横道に入ってしまったようだが、このドラマの本筋はラブストーリーだろう
恭子が他のコテージに移るかも?と、思ったときの美和(水川あさみ)の
あの異常なまでのうろたえぶりは、何を意味しているのだろう?
美和が恭子にいろいろ仕掛けてくるのは、嫉妬やマウンティングとかじゃなく
なにか、特別でパーソナルな理由があるように思えてきた

恭子の<わたしにはもう、この女しかいないのだから>とは、どういう心境なのだろう?







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