どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

月曜日の朝、子どもたちを保育園に送り出す準備でドタバタとしているとテレビから緊急地震速報の報せが鳴り響いた。強い揺れに警戒せよと言うもの。

大阪で震度6弱。

津波の心配はありませんと報じてはいるが、これだけ大きな地震である。建物の損壊や家具の転倒、何かしらの被害は少なからずあるはずだ。

ワタシの友人やツリーバをご覧いただいている方の中にも大阪方面に居住されている方は少なく無い。SNSの災害時における対策、進化により安否確認ができるようになったことはもはやSNSによるインフラの強化と言っても過言ではない。

しかし余震が続くなか追い討ちをかけるように大雨の予報も出ているため二次災害が心配である。頭上に看板がある場所や古い建物の近く、河川などにはくれぐれもご注意いただきたい。

そんな中ではあるが、サッカーW杯は日本で、世界中で大盛り上がり。人は狂喜乱舞し特に日本は歓喜の渦に飲み込まれ大歓声が上がっているらしい。

らしいと書いたのはこのワタシ、何をかくそうサッカーには1ミリ、いや1ミクロンも興味がないからだ。野球も然り。

こんなことを書くとお叱りをいただきそうだが、興味のあることはとことん突き詰める、一方で興味のないことには指一本ふれない。それがワタシの変わり者たる所以なのだ。それはツリーバをご覧の方であればすでにお気付きであろう。

とは言えである。戦争や政治など国同士で争っておらずにサッカーのように皆一つとなって正当な戦いをもってして世界を盛り上げられたらいいのに。とワタシは思う。

日本が喜びと興奮で沸き起こっているなか、違う沸き起こりを探して今夜も荒川ダンディズムナイトへと向かった。

6月19日 20時30分〜22時

中潮上げ五分ぐらい

晴れ

強風南風

 

この日のエントリーポイントには釣り物はわからぬが先行者がいらっしゃったのでストラクチャーポイント2へと降り立つと南よりの風が非常に強く水面はバシャバシャと荒れている。あまりこのような時にトップウォーター、あるいは水面直下でヒットさせた記憶がないのだが、ワタシの自作ルアー、シャローAR-Sロリスペ2は重量があるのに引き波が立てられる、さらには水面ドッグウォークができると言うのが自慢のシンキングペンシルである。

多少バシャバシャとしていてもしっかりとアクションできるのだ。

一言で言うと、重い、のである。

過去の経験からあまり期待感のないままロリスペ2をポーンと足元から5メートルほど軽くキャストしてストラクチャーのキワッキワを引いてくる。

チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ

バチョン!

まじか!

キタ━(・∀・)━!!!!

バルルルルルルルルルルルルル!

1投目だぞおい!

向こう合わせからの追い合わせ!

今度こそバラさねーぞ!

きつめに締めたドラグをジジッ、ジジッと出しながら寄せては離れを繰り返す。

サイズはかなり良さそうだが、季節を考慮するとおそらく50から60センチ、期待値は65〜70センチと言ったところだ。

すぐに大人しくなったところで背中のタモを手に持つ。

!!!!!!!!!!!

またやってしまった・・・輪ゴムを外すのを忘れていた。

輪ゴムの正体はこちらの記事をご覧いただきたい。

ラインテンションを緩めないように輪ゴムの取り外しにかかるがダメだ。切ろうとしても切れない。なんなのだこの頑丈な輪ゴムは。

こうなればリーダーを持って陸揚げである。

膝をついてグリップとバット部を持ち寄せにかかる。

60センチとは言いません、せめて50センチあると嬉しいです!

まったくバレる気配がない。しかも思った以上にでかい。やっぱりこれはタモをなんとかした方がいいだろうと一度置いたタモに手を伸ばす。

一瞬ラインが緩んだような気がした。

ウフン♪

まじか・・・

これは輪ゴムで緊縛されたタモ様のお怒りに違いない。

タモ様の呪いだ!

これはワタシの想像だが、ズパーンと真下から飛び出した時はハーモニカ食いになることが多いのだが、今回の場合は戦闘機のように横になりながら大した食い気が無いのに水面の獲物に食らいつきそのまま水中に消えたと考えられる。食い気があれば丸呑みだ。

つまり、口の横の薄いところにフッキングしているのではないだろうか。

どこにぶつけていいのかわからない怒りも6秒で静まると言うではないか。気持ちを切り替えて上流へ向かってランガンする。

うぅあおっぉあうぉあぉあおうぅあおぁおあお!

ひと、人が倒れておる!

護岸に人が倒れておる!

よく見ると酒でも飲んだのだろうか、いびきをかいて寝ている。なんとなく酒臭い。

ビビるじゃねーか!

5秒ぐらい気絶していた気がするが、頭を一振りし、ルアーチェンジしながらランガンしていく。

荒川の七不思議、

バレると二度と出ない。

またか・・・

しかも今回は開始1投目でのヒットである。先が長い。

このまま心霊開墾ポイントを探るか、それとも戻るか。先週だって同じ場所で2連続ヒットしたじゃないか。戻ればもしかしたらまた出るかもしれない。

途中、エイリアンルアーの水中ドッグウオークに一瞬何か乗った気がしたが、気のせいだろうか。

ストラクチャーポイント2で再びルアーを通す。

チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ

やっぱり出なかった!

もう!

ウナギジジイの自転車を川に放り込み、薮から飛び出した見えないステルスロッドをへし折り、ついでにジジイも川に放り込み、ウナギを全部リリースしたい気持ちを抑えて納竿することとした。

タモ様、お怒りを鎮めてください・・・

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/A7B7AD71-1B9C-4559-97E8-A9E6C88051E4.pnghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/A7B7AD71-1B9C-4559-97E8-A9E6C88051E4-150x150.pngtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ドッグウォーク,ハンドメイドルアー,水面直下,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 月曜日の朝、子どもたちを保育園に送り出す準備でドタバタとしているとテレビから緊急地震速報の報せが鳴り響いた。強い揺れに警戒せよと言うもの。 大阪で震度6弱。 津波の心配はありませんと報じてはいるが、これだけ大きな地震である。建物の損壊や家具の転倒、何かしらの被害は少なからずあるはずだ。 ワタシの友人やツリーバをご覧いただいている方の中にも大阪方面に居住されている方は少なく無い。SNSの災害時における対策、進化により安否確認ができるようになったことはもはやSNSによるインフラの強化と言っても過言ではない。 しかし余震が続くなか追い討ちをかけるように大雨の予報も出ているため二次災害が心配である。頭上に看板がある場所や古い建物の近く、河川などにはくれぐれもご注意いただきたい。 そんな中ではあるが、サッカーW杯は日本で、世界中で大盛り上がり。人は狂喜乱舞し特に日本は歓喜の渦に飲み込まれ大歓声が上がっているらしい。 らしいと書いたのはこのワタシ、何をかくそうサッカーには1ミリ、いや1ミクロンも興味がないからだ。野球も然り。 こんなことを書くとお叱りをいただきそうだが、興味のあることはとことん突き詰める、一方で興味のないことには指一本ふれない。それがワタシの変わり者たる所以なのだ。それはツリーバをご覧の方であればすでにお気付きであろう。 とは言えである。戦争や政治など国同士で争っておらずにサッカーのように皆一つとなって正当な戦いをもってして世界を盛り上げられたらいいのに。とワタシは思う。 日本が喜びと興奮で沸き起こっているなか、違う沸き起こりを探して今夜も荒川ダンディズムナイトへと向かった。 6月19日 20時30分〜22時 中潮上げ五分ぐらい 晴れ 強風南風   この日のエントリーポイントには釣り物はわからぬが先行者がいらっしゃったのでストラクチャーポイント2へと降り立つと南よりの風が非常に強く水面はバシャバシャと荒れている。あまりこのような時にトップウォーター、あるいは水面直下でヒットさせた記憶がないのだが、ワタシの自作ルアー、シャローAR-Sロリスペ2は重量があるのに引き波が立てられる、さらには水面ドッグウォークができると言うのが自慢のシンキングペンシルである。 多少バシャバシャとしていてもしっかりとアクションできるのだ。 一言で言うと、重い、のである。 過去の経験からあまり期待感のないままロリスペ2をポーンと足元から5メートルほど軽くキャストしてストラクチャーのキワッキワを引いてくる。 チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ バチョン! まじか! キタ━(・∀・)━!!!! バルルルルルルルルルルルルル! 1投目だぞおい! 向こう合わせからの追い合わせ! 今度こそバラさねーぞ! きつめに締めたドラグをジジッ、ジジッと出しながら寄せては離れを繰り返す。 サイズはかなり良さそうだが、季節を考慮するとおそらく50から60センチ、期待値は65〜70センチと言ったところだ。 すぐに大人しくなったところで背中のタモを手に持つ。 !!!!!!!!!!! またやってしまった・・・輪ゴムを外すのを忘れていた。 輪ゴムの正体はこちらの記事をご覧いただきたい。 ラインテンションを緩めないように輪ゴムの取り外しにかかるがダメだ。切ろうとしても切れない。なんなのだこの頑丈な輪ゴムは。 こうなればリーダーを持って陸揚げである。 膝をついてグリップとバット部を持ち寄せにかかる。 60センチとは言いません、せめて50センチあると嬉しいです! まったくバレる気配がない。しかも思った以上にでかい。やっぱりこれはタモをなんとかした方がいいだろうと一度置いたタモに手を伸ばす。 一瞬ラインが緩んだような気がした。 ウフン♪ まじか・・・ これは輪ゴムで緊縛されたタモ様のお怒りに違いない。 タモ様の呪いだ! これはワタシの想像だが、ズパーンと真下から飛び出した時はハーモニカ食いになることが多いのだが、今回の場合は戦闘機のように横になりながら大した食い気が無いのに水面の獲物に食らいつきそのまま水中に消えたと考えられる。食い気があれば丸呑みだ。 つまり、口の横の薄いところにフッキングしているのではないだろうか。 どこにぶつけていいのかわからない怒りも6秒で静まると言うではないか。気持ちを切り替えて上流へ向かってランガンする。 うぅあおっぉあうぉあぉあおうぅあおぁおあお! ひと、人が倒れておる! 護岸に人が倒れておる! よく見ると酒でも飲んだのだろうか、いびきをかいて寝ている。なんとなく酒臭い。 ビビるじゃねーか! 5秒ぐらい気絶していた気がするが、頭を一振りし、ルアーチェンジしながらランガンしていく。 荒川の七不思議、 バレると二度と出ない。 またか・・・ しかも今回は開始1投目でのヒットである。先が長い。 このまま心霊開墾ポイントを探るか、それとも戻るか。先週だって同じ場所で2連続ヒットしたじゃないか。戻ればもしかしたらまた出るかもしれない。 途中、エイリアンルアーの水中ドッグウオークに一瞬何か乗った気がしたが、気のせいだろうか。 ストラクチャーポイント2で再びルアーを通す。 チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ やっぱり出なかった! もう! ウナギジジイの自転車を川に放り込み、薮から飛び出した見えないステルスロッドをへし折り、ついでにジジイも川に放り込み、ウナギを全部リリースしたい気持ちを抑えて納竿することとした。 タモ様、お怒りを鎮めてください・・・ それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン