心のハンドル操作方法　幸せに生きるための教習所

今回は、企業統治についてのお話を少しします。
題名とは少し違う内容になるかもしれませんが、スーパーマーケットの安売りの理由について、激しい競合店への対策、近隣のスーパーやドラッグストアに対して、斬り合いを仕掛ける、喧嘩を吹っかけるために、激しいディスカウントをしていることが多いです。
値段というサービスで勝負をしています。
例えば、キャベツ一個、¥98で販売しているお店もあれば、¥29で売ってるお店がある。でなく、¥258で売ってるお店もある。
青果の値入れは詳しくありませんが、ゼロベース、マイナスが妥当でしょう。
青果は利益が出ません。
ですから、乾物雑貨、菓子、食品、飲料を置いている輸入雑貨屋さんは、店舗の入り口で無料コーヒーを配っても、笑いが止まらないくらい利益が出ます。
店舗オペレーションも陳列とレジくらいですから、人件費もかなり抑えられる。
しかもオシャレなイメージがあるため、バイトも集まり易いですよね？
さて、値入れの話はさておき、キャベツの仕入れ値について話します。
現行、この季節7月ですと産地は関東の群馬あたりとなり、ひと玉¥180くらいです。
大手スーパーはどれくらいで仕入れしているかわかりませんが、、、
品質は低いし、高いというのが、現状ですね。
大根も北海道、青森あたりのが一本¥150くらい。
それを¥98や¥78で売っている。
売れば売るだけ赤字です。

では、何故そこまで、旬じゃないものを置き続け、かつそこまでハードにディスカウントし続けるのか？

シンプルに、
八百屋ざだからでしょうね。
値入れミックスを使って、儲かる商品でしっかり儲けてますと言いたいところですが。
例えばカットサラダなどは、¥99で売れば、仕入れ値が¥60円くらいなので¥39の値入れです。
そこから、輸送費が引かれたり、値引き、廃棄分といったロスもあるため、単純に一個売ったら¥39利益が出るわけではありませんが、大体それくらいだと理解して良いと思います。
ですから、カットサラダ、切り干し大根、豚汁の具などは利益が出易いため、レイアウトも広く、下段に置くべきです。
季節の野菜コーナーも特設で作れば、購買意欲が湧くでしょう。
そして、売価の差額を示し、バリューを提示する。

信じられない話ですが、店舗小売業の業界は役員同士が喧嘩して、他のスーパーや小売業に転職し、敢えてその敵対していたスーパーに商圏をぶつけてくる事が多いです。
立地による、客の奪い合いですね。
それで、役員が私情により、喧嘩値下げ、競合店値下げを激しくすることがあります。
完全に企業の私物化ですよね？
激しいディスカウントの末にあるのは、どちらが倒れるかです。
倒れないために、固定経費を下げろ！
つまり、人件費抑制を会社は仕掛けてきます。
ですから、現在のスーパーマーケットは社員が殆どいない。
パートだけで回している業態が多いですね。
オペレーションとマニュアルをしっかり作れば、パートだけで充分回していけます。
しかし、大きな落とし穴があります。
それは、働くひとの人事管理と労務管理です。
特に、パートやアルバイトですら、お店を私物化しようと企んでいます。
気にくわないパートはいじめてやめさせる。
やりたくない仕事はやらないなどなど。
社員がいるだけでかなり防げるのですが、社員がいないと、性根の悪い人が幅を利かせてくるのはどの業界も同じでしょう。
ですから、短期的な経営視点からみれば人減らし、社員減らしをし、パートで回すのは数字上良いかもしれません。

しかし、人口減少が進み、働く人が減ってきているため、労働市場は売り手一色、スーパーのレジが時給¥1200なんて、深夜のコンビニ並になりつつあります。
そう考えるとロイヤリティの高い社員を配置して少数精鋭で店舗運営した方がかえぅてサービスがいいかもしれません。
そして、差別化、利便性、ついでに！があるといい。
ついでにでいえば、テナントを上手く入れていくのもいい。
バローなんかは、スガキヤを入れているたて、いいなぁなんて思います。スーパーの買い物ついでにスガキヤいけるんだから、子どもも行きたいに決まっている。
またまた脱線しましたね。

このように、スーパーは安くて便利ですが、激しいディスカウントはいかがなものでしょうか？
値段だけで買い物するなら、ネットでいいんだからと思います。