キング・アーサー
原題:King Arthur: Legend of the Sword
2017/06/17
監督・脚本 ガイ・リッチー
原案・脚本 ジョビー・ハロルド
脚本 ライオネル・ウィグラム
原案 デヴィッド・ドブキン
音楽 ダニエル・ペンバートン
出演 チャーリー・ハナム、ジュード・ロウ、
アストリッド・ベルジュ=フリスベ、ジャイモン・フンスー、
エイダン・ギレン、フレディ・フォックス、クレイグ・マクギンリー、
トム・ウー、キングズリー・ペン=アディル、ニール・マスケル、
アナベル・ウォーリス、ミカエル・パーシュブラント、
ブルー・ランドー、ポッピー・デルヴィーニュ、ミリー・ブレイディ、
ニコラ・レン、ケイティ・マクグラス、エリック・バナ、デヴィッド・ベッカム
(感想)
伝説を基にした作品。
-権力の欲望に憑りつかれた魔術師モルドレッド。
イングランドの王・ユーサー(エリック)は
彼を討ち取って王国を救うが、
野心を抱いた弟・ヴォーティガン(ジュード)の反乱に遭い、
幼い息子アーサーを小舟で逃がして、
妻・イグレーン(ポッピー)共々命を落とした。
-ロンディニウムに流れ着いたアーサー(ハナム)は
娼婦に拾われて売春宿で育てられ、
スラムで様々な悪事をしながら暮らしていた。
その頃、ヴォーティガンのいるキャメロット城では、
川底からユーサーの聖剣「エクスカリバー」が現れた。
驚愕したヴォーティガンは城の地下の魔物に会う。
国を治めた時、彼は生贄として妻を殺して捧げていた。
「真の王が目覚めようとしている」と告げられた彼は、
ユーサーの息子を探すように家臣に命じる。
アーサーは育ての親である娼婦・ルーシー(ニコラ)に暴力を振るった
ヴァイキングの白ひげを襲って金を奪い取るが、
彼がヴォーティガンの取引相手だったため、
国王軍に追われることになってしまった。
アーサーはキャメロット城に連行され、
エクスカリバーを引き抜くように命令される。
民たちの間では真の王しか抜けないという噂が広まっており、
国中の男たちが試されていた。
アーサーは、エクスカリバーを岩から引き抜くが、
剣が持つ力に圧倒されて気絶する。
ヴォーティガンはアーサーを処刑するように命じる。
ヴォーティガンに攻め滅ぼされた
魔術師の生き残り・メイジ(アストリッド)は、
ユーサーの家臣だったベディヴィア(ジェイモン)と共に
アーサーを救出してアジトに連れて行く。
アーサーがエクスカリバーを使いこなせないことがわかったメイジは、
彼をブラックアイランズに連れ出して
獰猛な生物たちと戦わせて、修行させる。
アーサーはそれによって
ヴォーティガンによって両親が殺されたことを思い出す。
それが長年彼を悩ませていた悪夢の原因だったのだ。
国王軍が売春宿を焼き討ちしたことを聞かされた彼は、
ヴォーティガンを倒すことを決める。
-というあらすじ。
ガイ・リッチーらしくない題材を
ガイ・リッチーらしく映像化した感じ。
彼も「プロ」の仕事をするようになったのか、と。
その志の変化はオープニングからわかる。
ただ、ガイ・リッチー・テイストの特徴
-後出し映像の多用-は、好き嫌いが分かれると思う。
あまりの連続ぶりに
「ここはスムーズな構成にしても差し支えないのでは?」と
思う箇所が多い。
多少イライラ。
ハナムが
正義感とやんちゃさを持ち合わせた
愛すべきアーサー像を作り出して好演、
ロウも不思議な妖気を放っていて良かったし、
出番は少ないが、エリックの佇まいも印象的。
男優を撮るのがうまいのもガイの特徴。
今作での大根ぶりが話題になっているベッカムだが、
カメオとしか思えなかったので、
話題にすることもないかと。
ガイの映画はテーマソングが印象的だが、
今作もいいスコア。
ダニエル・ペンバートンが
ハンス・ジマー系統の、いい仕事をしている。
オフィシャル・サイト
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