たとえ天涯孤独の人でも、
1人で生きているわけではない。
 
衣食住は言うに及ばず、
何らかの形で他人との関わりつつ、
 
社会の恩恵を受けて暮らしている。
 
そのことのありがたさを心に刻み、
少しでも恩に報いるべく、
 
自分のできることをしていく。
 
そこに生きる意義があり、
生きる価値があるといえよう。
 
社会の発展のため、
他人の幸せのためなどというと、
 
自分にそんな力はない、
日々の生活に精いっぱいで、
 
他を顧みる余裕などないという人も
あるかもしれない。
 
しかし社会とつながっているということは、
お互いにその中の意味ある一員だということ。
 
決して無用な存在ではない。

また一人ひとりが、

そうした気持ちを持たなければ、

 
この世は索漠としたものになってしまう。
そしてそれは他人のためだけではない。
 
誰かの役に立っていると思えば、
それだけで人は生きていけるものである。
 
仕事や人生に倦んだら、
 
周りの恩恵に目を向けてみたい。
感謝の心を常に忘れずにいたい。
 
以上は、冊子PHP12月号の裏表紙です。
 
私のPHPの中の一番好きなページです。
 
明治大学法学部教授の堀田秀吾氏は、
こんなことを書かれています。
 
「相手のことを思いながら接すると、
 前葉等が働いて、幸せホルモンといわれる、
 
 セロトニンやオキシトシン分泌され、
 相手だけでなく、自分も心地よくなります。」
 
また、この言葉が脳裏をよぎります。
 
“自分のことしか考えない人は、
 自分である資格すらない”
 
究極の名言、肝に命じます。
            駿介