二週間健診は、6名ほどのママさんたちで行われたのですが、隣にいたママさんに遠慮がちに質問されました。
ママさん「あのぉ・・・休めてます?」
天音さん「いえ!全然!笑」
ママさん「ですよねえ!(泣)」
そんな会話。上の子ちゃんが小学生で、里帰りはしていないんだとか。パパさんはもうお仕事だし、夜は寝ずの授乳だし、料理も洗濯もしなきゃいけないからお昼は眠れないし、こんなにも休んでなくて大丈夫なのかしらって不安になる、とのこと。
こんなんいたらね。休めませんぜ(笑)ただでさえ入院期間に、かかロスになっていますから、退院と同時に「かかーーーーーーーーっ」て、なるのが普通です。※伊藤家は、かかべったりに偏らないよう「意識して」育てているためものすごくマシなのですが、それでもしばらくは、かかべったり。
上の子ちゃん(4歳)の幼稚園を休ませて里帰りしているママさんもいたかなあ。みんなそれぞれ、どうにかこうにか、出産&産褥期をやり過ごすんです。何が正解かも分からないまま試行錯誤。ほんと、どうにかこうにか、です。
ふうを産むまでは、赤ちゃんを産んだ後お母さんたちがどんな風に過ごすかなんて、想像もしたことありませんでした。本当に1ミリも考えたことなかったです!
あえてイメージするなら、優しく穏やかなお顔のお母さんが、可愛い赤ちゃんを抱いて・・・「たくさん飲んで大きくなってね❤️」みたいな?そんなイメージ?BGMはもちろんα派の出そうなオルゴール。赤ちゃんすやすや寝ながらおっぱい飲む映像。
これまた<モンスターマザー>の影響。モンスターマザーっていうのは、母親っていうだけで、包み込む母性を持ち合わせているのが当たり前かのような思い込みが作り出した理想の母親像のこと。古い時代のおっさんたち、団塊の世代の方々が思っているだけなら放っときゃ良いけど、母親自身が握り締めていたりするからタチが悪いのです。<モンスターマザー
モンスターマザーと比べて、自分はダメな母親だって責めちゃうのです。良いお母さんになりたい、なれない。葛藤する。とっても苦しいのです。
私たちの母も、最初から母だったわけではなく、小さな女の子だったんです。おしゃれが好きだったり、おしゃべりが好きだったり、働くことが好きだったり、料理や掃除が苦手だったり、ママ友との付き合いが苦手だったり。色んなことを彼女が感じていく中で、私たちは大きくなりました。私たちの母・・・彼女は完璧ではなかった。ただ、それだけです。
モンスターマザー。母親自身が握り締めているぐらいだから、父親はもっと当たり前に信じている。女性は子どもを産んだら母親になるんだって。私も完璧に思い込んでいました(笑)お母さんって素敵だなあって。私にはお母さんは無理だなあって。産まない人生を歩むんだろうって思ってた。気づいたら、5人も産んじゃったけど(笑)
実際のところは、右も左も分からんまま、おっぱいと格闘する日々が始まるだけ。泣きながら悩みながら、それでもなんとかしなきゃいけなくて、可愛いと大変さを抱えて、慣れていくだけ。α派のオルゴールは鳴りません。そんなもん鳴らされたら一瞬で寝るわ。私が(笑)
子育てだけじゃなく、人生にどうしようもなくしんどいことが起きる時って、色々と「知らない」だけなんですよ。知らないだけだということを受け入れて、知ろうとするだけで楽になることはたくさんあります。
そして相手も「知らないだけだ」ということを受け入れるだけで、新しい世界は訪れます。
妊娠出産を経て、絶賛子育て中のママさんたち。もしも旦那さまや社会が優しくないとしたら、大事にされていないのではなく、
単純に「知らないだけ」だったりするのです。
必死で寝ずに授乳しているって知らないの。何度も何度もおむつや肌着を換えて、着替えを用意するために洗濯機を回しているって知らないの。寝ていなくて、エネルギーがカラカラになっていて、ちょっとのことで傷ついちゃう状態なのを知らないの。
”心も体も異常に健やかな育児の秘密”
自分でも自分のことを知らなかったりします。自分が知らないことを、旦那様が知れるはずもなく。それでも(助けてくれなかった)っていう漠然とした恨みつらみだけが積もり積もって、のちのち関係性が破綻することは少なくありません。
まずは、自分がどんな状態なのかを知ってください。そして、周りの人に伝える練習をしましょう。助けてほしいことは具体的に伝えないと分かりませんから。
私はたっちゃんに、心の全部を預けていますから、不快なのを我慢しないし、それはそれは詳しく伝えますし、超めんどくさい女ですよ(笑)
産褥期って本当に大事。産後・・・10年20年30年経っていても、あの時の恨みは晴れてなかったりしますから(笑)
丁寧に、観てあげてくださいね。産後10年〜40年選手の皆様も、私と一緒に産褥期を過ごしましょう❤️
(天音らん)
【自分を観る力を鍛える】
【日々のアウトプット。ノートに書き出す】
【体感覚に、興味を持ち続ける】
【感情を感じる】
【感覚を開く】