「もんちゃん…イケメンだもんね~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.095.

ドキドキ 「お~、お帰り~。」
和人。そして夏輝も、
「お帰りなさい。」
と、恭子と玲子にお辞儀をして。

いつも通りにカウンターの前に陣取る。
「青山さん、門田さん。先日は本当に、ご馳走様でした。」
前に両手を添えて、礼儀正しく一礼する恭子。
同じく玲子もお辞儀はするものの両手は自分の膝の上に。

「待ってたよ、恭子ちゃんに玲子ちゃん。さて、また…、腕を奮わせてもせおうかな…。」
にんまりとして和人。

「えっ、うそっ、もう…名前まで憶えてくれて…。すみません、ありがとうございます。」
畏まりながら、恭子。玲子も、
「エヘッ。どうも…。」

そして、3人の後ろに回りながら夏輝、智香子に、お通しとお茶。
そして恭子に、
「お帰りなさい、恭子さん。」
「あっあっ、ありがとうございます。」
ほんのりと赤くなる恭子。

「そして、玲子さん。お帰りなさい。」
「あっ…、すみません。ありがとうございます。」

そんなふたりを見て智香子。
「な~に畏まっちゃってんの~ふたりとも~かっわいい事~。恭子なんて、もう…顔まで赤くして…。ニッシシ…。そりゃそうか…。もんちゃん…イケメンだもんね~。ははは…。」

そんな智香子の右二の腕を小突く恭子、囁くように、
「アンチーフ~。」
「はははは…、わ~かった、わ~かった。でも…玲子ちゃんは…だめよ~ねっ。」

その言葉に玲子…、
「あっ、はぁ…。ははは…。」

そんな会話に和人、
「ん…、どうした智香~???」
「ん…ふふふ…。まっ、私の妹分のふたりだから…いっか~。目下、この恭子は…彼氏募集中~。んふ~。」

「えっ、そうなの…恭子ちゃん…???」
和人。

「アンチーフ!!!」
恭子。

「…で、隣の玲子が…。」
「な~るほどね~。玲子ちゃんには…。うん、そっか。ニッ。」
玲子の顔を見て、にんまりとして左目でウィンクをして和人。

「玲子ちゃん、頑張れよ。」






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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。