「おばあちゃん、大丈夫ですよ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.098.

ドキドキ 数分後、その場所に到着する救急車。
「おばあちゃん、救急車…、来たよ。良かった~~。」
将史。

救急隊員、
「こちらの方ですか…???」

「えぇ…。お願いします。どうなってるかは…、全く分からないけど…。よろしく。」

その時、傍にいた女性、
「あなたも、一緒にこの人と…。」

将史…、
「へっ…???…あっ…。そっか…、うん。すいません、俺…、おばあちゃんと一緒に、良いですか???」

救急隊員、
「お願いします。状況も知りたいので…。」

女性にっこりと…。
「私たちも、後で、追い駆けます。沙織!!!」
「はい。ママ。」


ようやく、その場に集まってくる数名の人々。
「何…、何があったの…???」
「年寄りが…バイクに撥ねられたみたいだった。」
救急車の近くに集まる人たち。


「沙織、タクシー捕まえよ。」
女性。

「うん。」




病院の廊下、医師、
「いや~~、ありがとうございます。おばあちゃん、大丈夫ですよ。怪我も特にありません。頭部にも、特に問題はありません。ショックで、今…寝てはいますが…。しかし…、乱暴な二輪車ですなぁ。困ったものです。」

「そ…う…、ですか…、ほぅ~~助かった。ありがとうございます。」
将史。

「いやいや、私の方こそ、礼を言わせてもらうよ。すぐ救急車、呼んでくれて、ありがとう。」
医師。

「えぇ、ほんと。私なんて、すぐ傍にいて、何もできなかったですから…。」
女性。

そこに医師、
「…と…、言う事は…、みなさん…ご家族では…???」

将史、
「えっ…、いえいえ…、単なる通りすがりです。」

「ふふ…、こんな素敵な男性が家族だと…、嬉しいんですけど…。」
女性。

「あっ…いや…、とんでもないですよ。…俺なんて…。」

「あっ…いや、失礼…、てっきり…。…あとは、こちらに…お任せください。」
医師。

「お願いします。」
将史、女性。


病院の廊下を歩きながら、
「あのぅ~。」
女性。






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