「ごめん、マコ!!!」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.105.

ドキドキ 捷子、
「何々…、あのふたりって…???…ん…???悠馬の会社の…、挨拶周り…って…???」
少し考えながらも、すぐさま捷子。
「あ―――――っ、もしかして…、あの人。チズの高校時代の同級生~~!!!」

麻衣子、
「ビンゴ~~、捷子~~。確か…、モッちゃんって…言ったっけ…???…でも…、それがどうしたの、チズ~???」

何気に知寿子の顔を見る麻衣子。
なにかしら真面目な顔の知寿子。

「はっ???どしたのチズ…???」
またまた知寿子に注目する3人。

いきなり知寿子、
「ごめん、マコ!!!」
麻衣子の顔の前で両手を合わせて。

奏、麻衣子、捷子、
「はぁ~~あ???」




「これに…もしかしたら載っているかも…。…と。…と。…じゃない…。…じゃ…ない。神津…、神津…。…わっ。あった。これ…。これ、この人。」
銀行のパンフレットのそれも古い方の…。社員名簿と写真の中から小暮美津。

その写真に集中する3名。

「ふ~ん。この人…。」
華穂。

「意外と…いいじゃない…。」
静香。

「でしょ、でしょ~。」
美津。

「ふ~ん。この人…。」
まじまじとその写真を見ながら麻美、
「ん…???ん、ん。…あれ…???どっかで見たような…。」
その冊子持って、
「あっれ~~???」

「何々、どしたのよ麻美…???」
華穂。

目を右に左に麻美、
「この…顔…。神津真也…。どっかで…???」
そして突然、
「わ―――――――っ!!!」


「びっくりした~。」
3人。

麻美、
「うっそ!!!わっちゃ~~~。」

「何々何々…。何々。何がどうした麻美~~。」
静香。

「麻美、麻美、麻美麻美、麻美~ポコ~。」
華穂。

「いや…。だから…、オムツじゃないでしょ。かかか…。」
華穂の左肩をポンと叩いて美津。

立ったままでその冊子を左手で持って、その写真に右人差し指をトントントントンと…。
「この人、この人。」

そしてテンション低く…。
「だから何…???」
華穂。

「お姉ちゃんの…、元カレ~~。」

3人、
「え―――――――っ!!!」
その声が食堂内に鳴り響く。周囲の行員が、一斉に4人に注目。

「声…おっきい…。」
華穂。

3人共に舌を出して…。

声を潜めて静香、
「うそうそうそ。この人が~。麻美のお姉さんの…。う~っわ。」








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