常連さんの中には、アメンバ記事のタイトルを見てお気づきの方も多いと思いますが、タキタキグループ展開催の企画が持ち上がって進行中です。
また、情報解禁になりましたらお知らせ致します。
が、まだまだ!先の話になりそうです。
大人たちと企画の話をしていると、皆さん経験豊富なため色んな視点からアドバイスや、突っ込みが入って面白いです。
私は頭がパンクして整理ができず……。
広い空間の展示ならどーたら、この企画だとクオリティが落ちるのでは?なんたら、「展示の主役はあくまで絵本」と教えてくれたのはふじもとさん。言われるまで気づかなかった(笑)
ということで、皆の絵本はもちろんのこと、それ以外も読める空間になってくると思いますので、お楽しみにです。
さて、5月に勉強した絵本はこちら。
写真にはありませんが、西尾さんは「カンカンカンでんしゃがくるよ」という乗り物絵本も持参下さいました。
私が持参したのは「もっかい!」という絵本です。
もっかい! [ エミリー・グラヴェット ]
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エミリー・グラヴェット 作
福本友美子 訳
偶然にも福本さんの訳された別の絵本をうきょうさんが持ってきていて、比べて読むことができたので有難かったです。
絵本とキャラクターに合わせて語りを変えることができる翻訳家さんです。
絵本を訳すときはまず“何歳から読める本なのか”を細かく見て決めるそうです。
絵本の世界は「下限はあるけど上限はなし」が基本なので、3歳が読める絵本は大人も読めちゃうんですよね。
作者のエミリー・グラヴェットさんはイギリスの方で、高校を中退しオンボロバスに8年住んで働きながらアチコチを転々とされたツワモノだそうです。
そんな作者の作ったこの仕掛け絵本は最初から最後まですべてが仕掛けになっていました。
一つや二つじゃなかったです。
これは構成が上手くないとできないことですね。
そして発想力。
私も負けないようにしたいと思います。
絵は線に勢いもあって、色使いも鮮やか。
私が凄く好きなタイプでした。
デフォルメが上手い作家さんが好きなのかもしれないですね。
欠点は「わかりにくい」ところ。
ご自身いわく「どんな読み方をしてもらってもOK、それが正解」という“正しい道筋”なんて描かないタイプの作家さんみたいなので、それでこの独創性が生まれて評価されるのだと思うのですが、「子供たちに理解させる工夫」がイマイチだと思いました。
これで親切心もあったら、相当な作家さんにおなりだろうなあと思いましたね。
大人ならスンナリ読めるし、わかると思います。
内容は汲み取りづらいものの、子供たちも最後の仕掛けにはビックリして楽しめると思いますし、カバーを外したときの感動を味わえるんじゃないでしょうか。
仕掛け絵本を研究中の私。
面白い作者さんを知れて良かったです。
本日も貴重なお時間をありがとうございました。
これから梅雨ですね。乗り越えていきましょう。
それでは。
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