180鞍目の駈歩レッスンは
153鞍目の小さなロウソクで登場したミトンに騎乗
ミトンはクラブで3本指に入る重たい馬
レッスン始め、
‘ 動きたくないよ~ ’、のゴネゴネタイムはあったものの
常歩から速歩までは比較的スムーズ
他の馬は常歩タイムでも
前の馬と距離がある時は追いつくまで速歩し、
前の馬の力も借りて前進気勢をキープするよう心がける
揺れが小さいため、正反動もしやすく、
前に出にくい常歩よりも乗り心地が良い
そして2組に分かれての駈歩練習の時間
ミトンも駈ける気持ちにはなってくれ、ゆるゆるミトン駈歩が出た
後半組が駈歩する間、しばし休憩を挟む
再び出番となり蹄跡まで歩かせようとすると
ミトンはゴネゴネと後退を始める‥
手綱を張ったままだと後退が止まらず、
一度手綱をゆるゆるにして後退が止まるのを待つ
止まったら脚で前進するよう合図を送り、ミトンの反応を待つ
一歩歩みを進めたら頚筋をなで、褒める
再び脚で合図し、二歩、三歩と進んだらまた褒める
の繰り返し
常歩が安定してきても安心せず、
速歩が出るまで適宜鞭も使いながら前進気勢を上げていく
そして速歩発進したらまた頚筋をなで褒める
次の速歩発進で先ほどより反応が良かったらまた褒める
前回よりも
ミトンの反応を 待つ時間 と 褒める時間 をつくることが出来た。
2回目の駈歩の時間は
またミトンのゆるゆる駈歩を何歩か出すことが出来た
気勢の良い馬に乗った後の高揚感こそ無いけれど
レッスンを大きく止めてしまうことなく、参加することができほっとする
最後のクールダウンは
ミトンをたっぷりなでなでしながらのんびり常歩をした
駈歩を出すことにとらわれず
ミトンと私でできることを積み上げながら
ミトンの小さな変化を感じようと努めたレッスン
前回のような悔しさ、もどかしさを残すことなくレッスンを終えた
頚筋をなでながら、‘ 今日はありがとう ’とミトンに伝えながら
ふと、
一歩歩みを進めただけで褒めてもらえるミトンは
クラブで1番‘ 幸せ馬 ’かもしれないと思った
待つこと、褒めること を大事にした褒め乗馬で
‘ 幸せ馬 ’との時間をたくさん過ごせるよう
練習に励みたい