パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

「真田丸」29話「異変」着眼点がキラッと光る

2016-07-24 20:43:16 | つぶやき

今見たけどあまりに面白かったので、感想を。

真田丸「異変」前回甥の関白秀次切腹事件を、新解釈で見せたが、私も従来の歴史解釈の「秀次」しか知らなかったので、ラストがとても胸に沁みた。もしかしたら案外史実もこうだったのかも・・・と思ってしまう。

で今回は、秀吉の老いをまず「寝小便」で見せる。それから痴呆症になっっている秀吉の姿を、次から次へと容赦なく大げさに見せたが、過去時代劇でここまで秀吉を「耄碌した老人」としてのみ表現した三谷脚本は凄い。あまりに凄すぎてこの脚本にどこからかクレームがこないかと(笑)心配になるくらい。→豊臣家は滅亡しているので、クレームはこないだろうが


 

真田兄弟は関ケ原の戦いで、兄弟に分かれて戦う。が、これは真田パパの戦略の一つだったという説が有力。東西どちらが勝っても真田家が生き残るようにあえて兄弟が東西に分かれたという説。「家」を残し存続させることが命題とされる時代なのであり得るかもしれない。この一般的な解釈を、どう物語にするかなぁと思ってたが…この回ラスト近くで関ケ原への伏線のような会話が交わされる。兄は弟に「お前は立ち位置のバランスを欠いている」と問う場面がある。豊臣に仕える信繁だが、それは真田あってのこそだと。

真田信繁=幸村が人気があるのは、日本人の判官びいきから。滅ぼされるものへの敬意と愛情からだ。

信繁はバランスのある生き方より、バランスを欠くと分かっていても、その流れに抗うことが出来なかった、彼が弟であることも何かしら影響しているような気がしてならない。

 

話は戻るが、この回最後は大地震のシーンで終わる。史実を忠実に再現した脚本で、これもいいなと思った。物語に重厚さが増す。どの時間帯からも見応えがあるシーンばかりで、緊張と弛緩の連続、笑わせるシーンもお約束のようにあるし、完璧じゃないかなぁ。

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