パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

「真田丸」48話「引鉄」の感想

2016-12-04 18:58:05 | 番組コラム

真田丸の感想を書き始めて1年。歳月は本当に早いなぁ。書き始めたころは、年末の自分が想像できなかったけど、こうして過ごしている。

では BSで早丸の感想は・・・。前半・中盤・終盤とあるけれど、中盤部分までは ほのぼのシーンや物語が多くて、この戦の結末を知る現代人の私はそれだけで泣ける感じ。(*´Д`)

他の役者さんにも言えるとこだけど、この真田丸の主人公、真田幸村はもう堺氏のイメージしか私にない。それくらい役と役者が一体化している。

今回は千利休の隠した鉄砲が畑の中から出てきたのがとても面白かった、なるほど~と。そういえば、利休が何か埋めてたよね!時間を得て繋がったという部分、とても構成が上手いなあと思う。

後半部分で大野兄弟が争ったのは、あまり知らなかったためちょっと興味を引いた…。三谷脚本はメジャーな戦国な史実をサクッと省略するけれど、反面歴史好きしか知らないマイナーエピソードを丁寧に脚本に盛り込んでる。特に豊臣方の解釈が斬新で面白い。

それから私はこのブログで、三谷脚本の中で女性の描き方が、わりとパターン化されているようで面白くないみたいな感想をもったが、謝ります。ごめんなさい。例えば 淀の方という女性をここまで全く違ったイメージでとらえたのは、この真田丸が初めてじゃないだろうか?秀頼だけは可愛いけれど,戦に興味もない、豊臣の存続にも興味がない、全く本音は、生きることにも無関心だけれど、立場上やるしかないからお城を仕切ってきましたというアンニュイな感じ。真田丸では幸村を愛しているので、最終的に幸村といられたらそれでいいという、女の我が儘で身勝手な部分が良く出ている。

幸村の不幸は淀の方に魅入られた運命だろう。けれど幸村が生なら淀は死、二人は対をなすキャラクターでだからこそ惹かれあってしまうのだ。たぶん。だがドラマでは幸村は、どっちかというと「上田に帰りたい」みたいなことを言ってたね(笑) こういうあっさりした感じがとてもリアルで現代的。(普通ならそうなるよね、ホッとした時間がない幸村が可哀想になる~)

淀のようなリアルな女性像と違って、もう菩薩といってもいいのが「きり」。最初幸村にまとわりつくきりがうっとうしかったので私は嫌いだった、現代的な言葉遣いも気になった、それがこのやんちゃでおバカなきり(笑)がどんどん成長してしまい、もう女性というより菩薩レベルまで洗練されてしまう。今日も佐助のプロポーズの言葉をあっさり断る部分など、きちんとその脚本上のお役目を果たしている。でも彼女の本当のお役目は 幸村に尽くすことに生涯を捧げ、見守り、ひたすら愛し続け、彼を導くことにあった。妻という立場でもなく、側室や愛人でもない、全くこれまでにない主人公との関係性の中で彼女は生きている。その自由な立ち位置は妖精のよう。でも幸村に女性として、愛されないというのは、あまりに寂しいなと思う。

菩薩きりの思いが報われるようなシーンが今まで一度もなかった。後2回しかない。きりの思いが、せめてここで報われてほしいと思っていたら来週の予告で幸村とのいい感じのシーンがあったので期待したい。今回の予告はいい意味で裏切られたけれど(笑) 

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