白髪の生える原因と、ゴルゴーン日記。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

数日前に改めて気になったのだが、側頭部の白髪がやけに増えてきているように感じる。

誰か他人が通りすがりに見て気がつくような量ではないし、白髪の数本くらい頭にあってもまったく気にならないのだが、なぜ白髪はある日突然生えてくるのかということはちょっと気になる。

調べてみると、白髪の生えてくる原因のおよそ九割は、呪いだということだった。

誰かに呪いをかけられていると、その影響の一端として白髪が生えるということらしい。

ただし、単なる白髪の場合には、行為や儀式としての呪いまで行かずとも、自分に対する誰かの強い恨みの影響としても生えてくるらしい。

そして、これが圧倒的に本格的な呪いであった場合には、呪いの強さにもよるが、白髪というレベルを超えるものが髪の毛の代わりに生えてくるそうである。

何が生えてくるかと言えば、イトミミズやミミズのような生物的なものだという。さらに呪いの強度の段階により、ムカデ、そしてヘビとなってゆく。ギリシア神話に登場するヘビの髪の毛を持った三姉妹は、呪いによる影響だということになる。

そしてつまり、白髪が生えてきたということは、ぼくは誰かに呪いをかけられている可能性があることになる。

対処方法としては、一般的な呪いの対処法と同じく呪詛返しが有効だということである。やり方は様々あるのだが、最も手軽なものとしては、生えてきた白髪を一本抜き取り、その白髪を持って神社にゆき、アリジゴクの餌食になりつつあるアリを探し出して、白髪を使ってアリを助けるという方法がある。助けたアリがその白髪を咥えて何処かに去ってゆけば呪詛返しが成功となり、呪いをかけている張本人は就寝中に蟻の大群に襲われて喰われて死ぬという強力な返しとなる。

もうひとつの方法としては、やはり白髪を持って神社にゆき、辺りを彷徨いている野良猫の鼻を白髪でこすってクシャミをさせるという方法もある。猫がクシャミをすると呪詛返しが成功となり、この返しの場合には、クシャミが止まらなくなり顎が砕けて死ぬというものである。

いずれにせよ、最近白髪が気になるという方は、染めるよりも何よりもまず、呪いの線を疑うのが懸命である。

白髪の生える原因と、ゴルゴーン日記。