ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『エイリアン: コヴェナント』を映画館で見損ねたけれど、年明けにはBlu-ray&DVDが発売だとよ!

2017年9月15日に日本公開となったリドリー・スコット(Sir Ridley Scott)監督による『エイリアン: コヴェナント』(原題: Alien: Covenant)。

 

 

本作品は今年公開された映画の中でも個人的にはダントツに注目していた作品だったので、いざ公開日になり、現在住んでいる地域に唯一存在する映画館に、午前中から勇んでスケジュールを確認しにゆき、なんだったらそのまま観てしまえと思っていたら、とんでもない有様だった。

 

まず上映スケジュールであるが、午後からを初回とする日に三回の上映中、日中に上映される最初の二回はまさかの日本語吹き替え・・・、そんなもの誰が観んねん、そしてその劇場での最終上映回(終了が午後11時をすぎる回)での一回だけが通常の上映というひどい扱いがなされていたのである。

 

そして通常、公開作品として館内に張られているはずのポスターが一切見当たらないだけでなく、チラシの一枚も置かれていない。

 

要するにその映画館の判断として、完全に戦力外と見なされているわけである。まあそれは劇場側の利益に関わることだろうからいいとしても、なんで立て続けに三回中二回も日本語吹き替え版なんか上映するのかが、まったく理解不能だった。まさか昨今の日本は吹き替え映画至上主義に成り代わってしまったのか。

 

さらには、内容云々の相対的な評価は別にしても、御大リドリー・スコットが自ら監督を手がける『エイリアン』フランチャイズの最新作にそんな扱いがなされているとは、世も末というか、こんな映画館は閉じてしまえ!と館内で密かに悪態をついた。

 

結局その日は、意気消沈してトボトボと路傍の石ころを蹴りながら帰宅してしまった。

 

それからしばらく、都合をつけて何とか最終上映の回を観にゆかなければと機を狙っていたのだが、気が付いたらあっという間にその劇場での上映は終了していた。

 

近年、それほど多くの作品をすべて映画館で鑑賞するほどの余裕はないにせよ、これはと思うものはやはり映画館に足を運んでいたぼくとしては、今年最大の不覚であった。

 

しかし、なんと本作品『エイリアン: コヴェナント』は、年明けには日本でもソフトとして出回ってしまうようだし、公開時期の早かった米国ではすでにソフトリリース済みである。

 

 

遠方の都市部に赴けばまだもしかしたら劇場公開はされているかもしれない本作品であるが、おそらくは自宅で鑑賞することになるだろう。

 

「変えることの出来ない過去を悔やんでも意味は無い」と、かのシェイクスピアは書き残しているそうである。米国のドラマシリーズ『ストレイン』の中で、エイブラハム・セトラキアンがその言葉に触れていた。

 

昨今その言葉は割とお気に入りであり、ことある事に頭の中にその言葉が響き渡る。よくよくその言葉を読み解いてみれば、至極当然なことで、それはつまり過去だけではなく未来のことについても言及しているかのようにも思える。変えられないのは過去だけではなく、未来もまた然り、未来が変えられるのはドクことエメット・ブラウンただひとりである。だから、過去や未来に足元をすくわれている暇があるなら、今この刹那を存分に堪能することが生きる意味であろう。

 

というわけで、常にポジティブに生きる呑気野良猫なぼくとしては、ソフトリリース後の鑑賞を楽しみに待つことにしよう。

 

昨日でも明日でもなく、今を生きることが大切さ。

 

では最後に、ぼくにとってはいまだに先の未来にいる『エイリアン: コヴェナント』の予告編をどうぞ。

 

 

 

 

 

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