昨日、北朝鮮のICBM発射で大きく下げた日経平均。
本日は前場19,900円を割れる場面もありましたが、後場日銀の買い支えによりプラス転換。
ドル円も、昨日の113円を回復して、底堅い展開となりました。
ただ、相変わらず出来高は17.95億株と低調で、高値を積極的に買っていくような空気はありません。
日経平均株価終値
20,081.63円(+49.28円)
ドル円
113.19円(0.24円安)
出来高
17.95億株
売買代金
2.450兆円
25日線乖離率
+0.17%
騰落レシオ
112.48
空売り比率
38.7%
日経平均株価は25日線を割りそうで割りません。
底堅い展開とも言え、日本市場単体で見ればここから十分高値を目指すことも考えられますが、欧州株価とNASDAQの動きが良くありません。
引き続き、外部要因も踏まえて相場の行方を観察しながら、出番を待ちたいと思います。
5日大引け時点のの日経平均株価適正水準を見ておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均下落注意水準:21,079円
日経平均株価適正水準上限:20,631円
5日日経平均大引け株価:20,081.63円↑
日経平均株価適正水準中央:19,555円
日経平均下適正水準下限:18,839円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
本日ザラバ安値にて、株価適正水準乖離率は+1.70%まで下がっています。
空売り比率が大きくなっていることと併せて、1年弱続いている日銀の買い支え効果が、緩やかに薄れつつある様に見えます。
大規模緩和を続ける日銀ですが、米国に続き欧州ECBも出口戦略を模索しはじめている中、日本に限っては一向に物価2%への道筋が見えてきません。
先週発表された5月の全国消費者物価指数は、前年比0.4%との上昇率にとどまり、日銀の予測を大きく下回っています。
7月19、20日の日銀金融政策決定会合では、物価見通しを引き下げられることになりそうですが、ますます遠ざかる2%の物価目標を横目に、ヘッジファンドが仕掛けるタイミングをうかがっているようにも思えます。
日経平均寄与率NO1のファストリは、柳井氏に次ぐ大株主が日銀で、保有割合は15%を超えています。
昨日日銀が発表した6月末時点のマネタリーベースは468兆を超え、過去最高を更新。
疑問の声が高まっている日銀の大規模緩和に対して、日銀金融政策委員も、物価上昇率が2%に到達する前でも、ETF(上場投資信託)の購入をやめる可能性を示唆しはじめています。
適性水準乖離率の変化は、日銀の苦しみの裏返しのようにも見えます。
月曜に発表された米6月ISM製造業景況指数は市場予想を上回り、約3年ぶりの高水準に。
FRBの利上げを後押しする材料が増えたとして、ドル高が進んでいます。
3日、半日取引となったNYダウは大きく上昇していますが、休暇明けの米市場とともに年後半の相場が本格始動となります。
また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が27:00に発表されるため、利上げを見据えた議論の中で、FOMCメンバーが意見がどの程度相違しているのか、注目が集まります。
週末は、米雇用統計。
北朝鮮リスクは、引き続き、相場の重しになりそうです。
------------------------------------------
基礎投資学習ツールDL(Last Update 06/30)
------------------------------------------
※上記画像をクリックすると、ダウンロードサイトにアクセスできます。パスワード等はございませんが、上記画像のクリックにより下記の2つのランキングサイトが自動的に別Windowで開きますこと、あらかじめご了承願います。
------------------------------------------
当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の投資教育の確立を目指しています。
当ブログが、皆さんの投資人生の一助となれば幸いです。
投資は自己責任が原則です。私の日記をご参考いただければ幸いですが、取引きはご自身の責任で行ってください。
初心者で銘柄選別が困難な方は、大底を待ってのインデックス連動ETF等の取引きをお勧めします。
■日経平均株価適正水準および上限値・下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、7月5日大引け時点で0.26%(約50円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られていま分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
本日は前場19,900円を割れる場面もありましたが、後場日銀の買い支えによりプラス転換。
ドル円も、昨日の113円を回復して、底堅い展開となりました。
ただ、相変わらず出来高は17.95億株と低調で、高値を積極的に買っていくような空気はありません。
日経平均株価終値
20,081.63円(+49.28円)
ドル円
113.19円(0.24円安)
出来高
17.95億株
売買代金
2.450兆円
25日線乖離率
+0.17%
騰落レシオ
112.48
空売り比率
38.7%
日経平均株価は25日線を割りそうで割りません。
底堅い展開とも言え、日本市場単体で見ればここから十分高値を目指すことも考えられますが、欧州株価とNASDAQの動きが良くありません。
引き続き、外部要因も踏まえて相場の行方を観察しながら、出番を待ちたいと思います。
5日大引け時点のの日経平均株価適正水準を見ておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均下落注意水準:21,079円
日経平均株価適正水準上限:20,631円
5日日経平均大引け株価:20,081.63円↑
日経平均株価適正水準中央:19,555円
日経平均下適正水準下限:18,839円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
本日ザラバ安値にて、株価適正水準乖離率は+1.70%まで下がっています。
空売り比率が大きくなっていることと併せて、1年弱続いている日銀の買い支え効果が、緩やかに薄れつつある様に見えます。
大規模緩和を続ける日銀ですが、米国に続き欧州ECBも出口戦略を模索しはじめている中、日本に限っては一向に物価2%への道筋が見えてきません。
先週発表された5月の全国消費者物価指数は、前年比0.4%との上昇率にとどまり、日銀の予測を大きく下回っています。
7月19、20日の日銀金融政策決定会合では、物価見通しを引き下げられることになりそうですが、ますます遠ざかる2%の物価目標を横目に、ヘッジファンドが仕掛けるタイミングをうかがっているようにも思えます。
日経平均寄与率NO1のファストリは、柳井氏に次ぐ大株主が日銀で、保有割合は15%を超えています。
昨日日銀が発表した6月末時点のマネタリーベースは468兆を超え、過去最高を更新。
疑問の声が高まっている日銀の大規模緩和に対して、日銀金融政策委員も、物価上昇率が2%に到達する前でも、ETF(上場投資信託)の購入をやめる可能性を示唆しはじめています。
適性水準乖離率の変化は、日銀の苦しみの裏返しのようにも見えます。
月曜に発表された米6月ISM製造業景況指数は市場予想を上回り、約3年ぶりの高水準に。
FRBの利上げを後押しする材料が増えたとして、ドル高が進んでいます。
3日、半日取引となったNYダウは大きく上昇していますが、休暇明けの米市場とともに年後半の相場が本格始動となります。
また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が27:00に発表されるため、利上げを見据えた議論の中で、FOMCメンバーが意見がどの程度相違しているのか、注目が集まります。
週末は、米雇用統計。
北朝鮮リスクは、引き続き、相場の重しになりそうです。
------------------------------------------
基礎投資学習ツールDL(Last Update 06/30)
------------------------------------------
※上記画像をクリックすると、ダウンロードサイトにアクセスできます。パスワード等はございませんが、上記画像のクリックにより下記の2つのランキングサイトが自動的に別Windowで開きますこと、あらかじめご了承願います。
------------------------------------------
当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の投資教育の確立を目指しています。
当ブログが、皆さんの投資人生の一助となれば幸いです。
投資は自己責任が原則です。私の日記をご参考いただければ幸いですが、取引きはご自身の責任で行ってください。
初心者で銘柄選別が困難な方は、大底を待ってのインデックス連動ETF等の取引きをお勧めします。
■日経平均株価適正水準および上限値・下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、7月5日大引け時点で0.26%(約50円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られていま分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■