こんにちは。


アラフィフママの、しゅうです。


2017年11月5日の夜に倒れた父は、大学病院へ救急搬送され、翌日転院しました。


軽い心筋梗塞ということで、2週間〜1ヶ月後に退院と言われていました。



2017年11月8日(水)、いつもと変わらない日常が始まりました。



この日の午前中、病院から電話がかかってきて、「15時から医師から今後の治療について説明がある」と言われました。



なので、私たちは15時頃、病院に行くつもりでした。


電話を受けて、少したってから再び電話がかかってきて、今度は先程とは違って「とにかく早く来てほしい」という内容でした。



当初は15時から説明と聞いていたので、半信半疑のまま、私たちは病院へ駆けつけました。



病院へ着くなり、医師から父が人工呼吸器でやっと延命している状態であること、そして延命中止を同意してほしいということを言われました。



私たちは、いきなり人工呼吸器を外すことに同意することを迫られたのです。



15時からの治療についての説明というのは病院側の伝達ミスで、危篤状態だから急いで家族を呼んでほしいということだったらしいのです。



人工呼吸器を外すことは、死を意味します。



私たちの返事一つで、父が死ぬということです。



もう助からないとわかっていても、心の準備も何も出来ていない状態で、「どうぞ外してください」とは、言えませんでした。



結局説得され、「わかりました」と言わざるを得ませんでした。



同意したあと、父の病室へ通され、目の前で人工呼吸器が外されました。


母の話では、父の最期は、苦しそうに深く息を吐いて、苦しい表情をして息を引き取ったと言っていました。



私は、それを一部始終見ていたはずなのに、それをどうしても、今でも思い出せません。


あまりのショックで、思考が停止していたんだと思います。


まもなくピーという機械音が聞こえて、父は心停止しました。



ピーという大きな音で我に返った私は、父の方を見ました。



青い顔をして口を少し開けて、目を閉じた父が、そこにいました。



お昼過ぎの出来事でした。



死因は、誤嚥性肺炎でした。



全く心の準備ができていない状態の中で、自分の父親が目の前で息を引きとるというのは、衝撃的でした。


父が亡くなったことは認識できましたが、少しの間、順序良く物事を考えられなくなりました。



看護師から、亡くなった時に着せる寝まきを病院の売店で買ってきてほしいと言われました。髭を剃るためにカミソリも買ってくるように言われました。



売店で寝まきを買うとき、サイズを聞かれました。



父の体型を考えれば、Mサイズをお願いしますと、普段の私なら言うと思うのですが、そういう単純な判断もできない状態でした。



気づくと私は、「身長も体重も同じぐらいの人なので、私も着れそうなぐらいのサイズにしてください」と言っていました。



死んだ人が着る服なのに、「私も着れそうな…」というのは、おかしな話だと、冷静に考えると思うのですが、頭が混乱していました。



その後、葬儀は生前の本人の意向で、家族葬ですることになりました。



亡くなった時は苦しそうだった父でしたが、納棺師さんの技術により、穏やかで優しい幸せそうな顔になっていました。
やや、微笑んでいるように見えました。



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