こんにちは
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アラフィフママの、しゅうです。
最近、テレビを観る機会が、すっかり減ってしまっていた私ですが、
そういえば、録画した「とんねるずのみなさんのおかげでした」の最終回を、まだ観ていないことを思い出し、
楽しく視聴させていただきました
とんねるずの、芸の奥深さに感心すると共に、
最後に、とんねるずが歌った「情けねぇ」の歌詞を見て、
とんねるずが、常にテレビからメッセージを配信し続けていたことに、改めて気付かされました
(情けねぇの作詞は、秋元康さんですが)
「情けねぇ」の歌詞(一部抜粋)
さて、とんねるずといえば、昨年、
保毛尾田保毛男さん、批判騒動がありましたよね
いくら過去に流行ったキャラクターだからといって、今の時代に登場させるのは違和感を感じる。
性的少数者の偏見を助長させるものだ。
などという意見が飛び交い、大騒ぎになりました
一部では、とんねるずを擁護するような意見もあったようですが、結局、今の時代が保毛男さんを拒絶してしまった形となってしまいました
ところが、この問題が、ここまで大騒ぎになること事態が、まだ現代社会に根強い偏見が残っていることを証明してしまう結果となってしまったのです
つまり、あれはダメだと騒ぐ人こそが、性的少数者への偏見の気持ちを根強く持っているということです。
それは、どういうことなのか?
実は、とんねるずの石橋さんは、ミステリアスで個性的なキャラクター「保毛男さん」を演じてはいますが、どんな質問をされても、保毛男さんを一般的な男性だと主張し続けています
保毛男さんがブームだった頃は、大女優の岸田今日子さんと共演し、不思議な上品さも、ウケていたように思います
保毛男という名前がダメでしょという声も聞こえてきそうですが、
この名前の意味は「毛を保つ男」なので、セーフなわけです
つまり、とんねるずとしては、
「想像は、ご自由に」
というわけで、解釈については、視聴者に任せています
そもそも保毛男さんキャラが一般的で、普通のことと捉えられていたら、騒ぎにも何もならないわけで、
騒ぎになるというのは、受け入れ態勢ができていないことになります
ちょっと視点を変えて、例題をだしてみます。
例えば、お笑いの男性芸人さんが、太ったオバサンを演じ、メイクも個性的で、言動も個性的だったとします
「太ったオバサン」というキャラクターであっても、あるあるな感じで、世間的に受け入れ態勢ができているので、女性蔑視だとか、なんだとかの騒ぎは起きません
特別なことではなく、普通のことの延長線なので、批判の対象にならないんです。
なので、同様にバラエティー番組で、大人が幼児の格好をしても、本当は髪があるのに、かつらなどで、髪の薄い男性が出てきても、全く問題視されません
なのに、保毛男さんは、騒ぎになる……
それだけ特別視しているから、騒ぎになるわけです
保毛男さんキャラを復活させた理由として考えられるのは、もっと自然に受け入れられると思っていたからだと思うんです
保毛男さんを再登場させたのは誤算だったわけです。
保毛男さんを演じる、とんねるずは、一定層の人たちを偏見で笑い飛ばしているわけではなく、ミステリアスな男性を演じることで、社会が、どう反応するか、そしてそれが、どう映し出されるか、試していたのかもしれません。
そしてそれは、とんねるずが思っていた以上に、社会に偏見があったということなのではないかと、推測します
当時も今も、保毛男さんキャラを受け入れるには、社会が未熟すぎたのです。
偏見を取り去り、もっと普通のこととして、受け入れられる時代は、まだ来ていなかった…
ここに、誤算があったわけです。
本来は、保毛男さんのようなキャラが実在したとしても、個性として捉え、受け入れる態勢が社会にできていないといけないのです。
ところで、偏見や常識、普通って、何なんでしょう?
人の考える常識や普通とは、自分の立場で考えた価値観でしかなく、自分が普通と思っていることこそが、ある意味偏見です。
つまり、常識だとか、普通の考えというのは、何通りもあるわけで、
それらの常識(価値感)とは、共存しなくてはなりません
だけど、時々、どうしても理解できない受け入れられない常識(価値観)もあると思います。
そういう場合は、その常識(価値観)と距離を置くしかありません。
とんねるずが、「みなさんのおかげでした」として、情報を配信するのを止めたということは、社会の偏見を目の当たりにして、距離を置いたということなのかもしれませんね……
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