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おーと歓声の上がる風景「錦秋にはあと一歩で残念でしたが」明星山の大絶景。
全国で大岩壁を間近に見る事の出来る珍しい山です。

上信越の山では「雨飾山・妙高・火打・斑尾・黒姫・戸隠・高妻・飯綱」などズラリと北信五岳があったりと人気の山域ですが、今回はマニアックに登り損ねたり地元の方しかその良さをわかっていない山域を訪ねました。

帰りの立ち寄りに「明星山と高浪の池」クライミングで有名ですが、なんといっても中央構造線・フォッサマグナの生々しい様子のわかる「地質」オタクにとっては堪らない山です。

この山の大岩壁の左割れ目は山と山がぶつかった地質の跡があり、当日も調査をしていた方が岩壁に張り付いてました。

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今回も夜行日帰りをやるツアー会社一行が慌ただしく「雨飾山縦走」を終え入浴をして、夕方前に関西に帰っていきましたが、近所のここにきてこその「百名山」。

費用と時間の問題もあるのですが・・「もったいなかった」ことに気付くのはずっと先のことです。
修行のように「ピークハント」を繰り返し年老いていき、体力の衰えを感じ始めた頃にはお金も底をついて・・山は自然から地質、それに伴う温泉や土地のご馳走と総合的に幅広く楽しんだ方がお得です。

まぁ本当の山好きかどうかは・・・わかりませんねぇ。
ピークハントのスポーツクライミング派の「征服感」より自然・歴史・宗教・地質・温泉・飲食・人と日本古来からの山岳宗教的な登り方の方が感激度と満足感は高く充実していますね。

「好きなように登れば良いので」色々なお好みがあるのでしょう。

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