4月の霜で生産高が大打撃を受けているボルドーで、ワイン農家を狙うブドウ泥棒が横行。これまでに被害を受けたブドウの量は、7トンにおよぶほど。

 

警察の報道によると、9月半ばにサンテミリオンに近いジニザックの農家3軒で、ブドウおよびブドウの木そのものが盗まれる事件が発生。盗人は明らかに、ワイン製造に精通した人であるという犯罪手口。

 

高品質の赤ワインで有名なポムロールの農家からは600~700kgのブドウが盗まれ、モンターニュの農家では500本のブドウの木が根こそぎ引き抜かれたという話。

 

地元の報道によると、ラランド・ド・ポムロールで4軒目の被害も発生。ブドウ泥棒は珍しいことではないけれど、生産が大打撃を受けている今年は特に急増している模様。

 

1945年以来の不作ということで、「ブドウ農家はみんな、隣の畑のを拝借したいと思っているくらい」窮地に追い込まれている状態。今年の生産高は3,720万ヘクトリットルと予測され、この数字は昨年度より18㌫減、ここ5年間の平均値の17%減ということに。

 

被害農家は泣きっ面に蜂。それにしても、根こそぎ持っていくとはトラクターが絶対必要なわけで。夜中にトラクターの音がしたら、気づきそうなもの。一体、どうやってここまで完璧に犯罪を完結させたのか?

 

 

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