パリ同時多発テロ事件から2年たった今月、バタクラン劇場で難を逃れた生存者が自らの命を絶ったことを受け、被害者を支援する慈善団体が、今なお心を病み続ける被害者サポートの重要性を訴えるところ。

 
31歳だったギヨーム・ヴァレット氏は、マクロン大統領が指揮する追悼記念式典が行われた数日後の、11月18日土曜日の夜に自殺。支援団体は家族の同意を得た上で、「彼の死は、計り知れない悲しみ」と声明をフェイスブックに投稿。
 
バタクラン劇場でコンサートを鑑賞していたヴァレット氏は、精神科医にかかっていたものの、家族や支援団体のサポートは拒否していたということで、この拒否こそ家族や支援団体の助けを必要としていた証拠ではないかと分析。
 
テロ襲撃からの復活をアピールするパリの町の裏で、事件の恐怖にのみこまれた生存者の多くは、まだ前に進めず立ち止まっているのが現状。
 
自分の気持ちを打ち明けることができる人を必要としているのは確かだけれど、「話したくない」、「そんな人は必要ない」と拒否する人を家族はどうサポートすればよいのか。町の再建以上に、時間と忍耐を要するのが人の再建です。。。
 
 
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