フィガロ紙で話題になったのは、ボンジュール(こんにちは)からボンソワール(こんばんは)にあいさつが変わる時間。悩んでいるのは外国人だけかと思いきや、フランス人も疑問を抱いているようで。

 

 

ボンジュールと声をかけて、ボンソワールと返答された時・・・ばつが悪い思いをするのは、フランス人もしかり。でもその境界線を、「何時」と定義づけするのは難しいところ。

 

 

それならば、ボンジュールとボンソワールの違いは何か?

 

大きな違いは、ボンソワールは「さようなら」の意味でも使えるけれど、ボンジュールは使えない。

 

さらに、ボンジュールはそのあとに「マダム」、「ムッシュ」、または「ドクター」などタイトルをつなげるのが自然。しかしボンソワールの後につなげると、堅苦しく聞こえる・・・といったところ。

 

 

それではボンソワールの起源は何か?

 

起源は15世紀のラテン語 'bonus serus' で、意味は 'good-later'。ということで、ボンソワールは「さようなら」というあいさつとともに、「よい晩をお過ごしください」という意味合いも。

 

 

そもそもソワール(晩)が始まる時間は、国や文化によって異なるもの。始まりは、夕方の終わりからか、それとも日没からか。日没からだと、夏と冬では時間が全然異なるものに。

 

結局のところ、ボンジュールをボンソワールに言い換えるのは、話者が「1日の終わり」と思う時間から。仕事が終わる17時~18時に、「ボンソワール」と言って帰宅するのが一般的。

 

 

学校や仕事が終わる時間が、「ボンソワール」タイム。子供を迎えに行く4時半に、「ボンソワール」と声をかけられるので、これが腑に落ちます(;´Д`)

 

 

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