妊娠初期、今までにないくらいアトピーが悪化した私。
妊娠中にアトピーが悪化することはよくあるらしいが…
いくら薬が使えないからと言ってこんなになっちゃう?というくらい、酷かった。
藁をも掴む思いで行った皮膚科でもらった保湿剤。
飲み薬、ステロイド塗り薬が処方されなかったので、これで乗り切るつもりだったが、
全く良くなる気配がない。
本当に本当に、乾燥を防ぐ程度の気休めだった。
症状が良くなるどころが、どんどん辛くなるアトピー。
朝は目ヤニで両目が開かなくなり、
顔を洗うが水がしみて激痛。
顔は赤くザラザラボコボコで鏡を見るたび「誰?」状態。
布団や枕、パジャマには殺人現場のような血痕が残っており、爪の中には血の塊が入り黒い。
布団の上にはかさぶたがボロボロ…
掻かずにはいられない患部(全身)。
血だらけになった身体は風呂もしみてキツい。
ここらで心はポッキリと折れ、
自然に治すことの限界を迎えて新しい皮膚科を探すことにした。
ただアトピーですね、と薬を処方する皮膚科はもう行きたくない。
アトピーと向き合って根本的に治すことに協力してくれる皮膚科をネットで探した。
幸い、妊婦でも診察してくれる皮膚科を見つけ、かかることが出来た。
先生は私の真っ赤な顔を見て、
「これは…妊婦さんだからステロイド使いたくないと思いますが、弱いやつを使いましょう」
と仰った。
何となく妊婦にステロイドは良くないと、抵抗感を持っていた私に、先生は諭した。
「飲み薬は処方できないけど、塗り薬は大丈夫だから。このままだと乗り越えられないでしょ」
たしかに、風に吹かれただけでもヒリヒリする顔…
私の顔は限界だった。
妊婦じゃない時は時々使ってたよ
「うまく薬を使い、アトピーの原因を知って取り除いていきましょう。そして薬に頼らなくても大丈夫にしていきます」
私の望んだ治療法を提案した先生。
この先生なら…と、ステロイド塗り薬を受け入れた私。
恐る恐る顔に使用すると、たった一回の塗布で次の朝の顔の調子の良さよ!!!!
こえーーー!
薬こえーーー!!
タイミングよく産婦人科の検診があったので、
こういう薬処方されましたと報告したら、
「あ、これは使って大丈夫なやつだから〜(^^)」
って…
なら先生が早く処方してよねっ!
産婦人科と皮膚科の先生がオッケー出したステロイド塗り薬なので、安心して使うようになったが、
できれば使いたくない。
ここからこの皮膚科でアトピーの原因を探る治療に入ったのであった。