高知で仕事を済ませた夫と合流し、
レンタカーを借りて桂浜へ行った。
よく晴れて暖かい。

太平洋の色は明るく、彩度が高くて爽やかだ。
海面がキラキラまぶしい。

「日本海だと、昼間に海の方向に
太陽が見えるってことはないからね」

日本海側で育った夫が言う。



けっこう高い波しぶきが上がっている。
高波に注意してください、と
アナウンスが流れていた。



浜を見下ろして、坂本龍馬の銅像が立っている。
「坂本龍馬先生」と刻まれていた。

高知駅前には龍馬、武市半平太、
中岡慎太郎の3人の像が並んでいて
みな名前に「先生」がついている。
尊敬され愛されているのだな。



春のカツオにはまだ少し早かったが、
土佐清水の新鮮なサバが上がっていて
お刺身がすばらしくおいしかった。
写真はお鮨にしてもらったもの。
この皮目のツヤは、とびきり新鮮な証拠だ。
もちろん、臭みは全くない。



高知ではフルーツトマトの栽培に
力を入れているそうで、
ミディサイズで硬めの食感のおいしいトマトを
あちこちのお店でいただけた。
糖度が高く、ほんとうに甘い。
お皿に添えてあるのは藻塩。

帰宅してからスーパーで
高知産フルーツトマトを何回か買ってみたが、
完熟前に摘んでしまうのだろうか
甘さが物足りなかった。

高知ではいろいろと
おいしいものをいただけたけれど、
いちばんおいしかったのは、水だった。

それも、泊まったホテルの蛇口から
普通に出てくる水道水がとてもおいしいのだ。

浴槽にお湯を張って体をひたすと
水がなんとも柔らかくて軽い。
比重が違うのかと思うくらいだ。

あまりにすばらしい水なので
体を洗うのに使うのが
申し訳ないくらいだった。

水がおいしいところは
食べものもおいしい。
お酒もね。

このゆたかな水をいつまでも
飲めますように。


       
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