さて、一昨日の日曜日には国内では最大級の陸上国際大会であるゴールデングランプリ大阪が開催されました。
中でも目玉は桐生・山縣・ケンブリッジ・多田の「黄金のカルテット」が世界王者ガトリン選手に挑んだ男子100m。
記録こそ期待された9秒台には届かなかったものの、それぞれに持ち味を発揮した見ごたえ十分のレース内容でありました。
JAAF(日本陸上競技連盟)@jaaf_official【#セイコーGGP 結果速報】◆ 男子100m(-0.7)1着 ジャスティン・ガトリン(アメリカ)10.062着 山縣亮太(セイコー)10.133着 アイザイア・ヤング(アメリカ)10.13▼RESULT(男子)https://t.co/GewiygL62q#JAAF #陸上 #一秒先の世界へ https://t.co/YA3TVxAejF
2018年05月20日 15:51
特にシーズン当初は不調だった桐生祥秀選手が、先日の記事の中で私が述べた希望どおりに10秒1台でまとめ上げ、
いよいよ6月の日本選手権では10秒0台、そして8月のアジア大会で再度の9秒台と、今季は尻上がりに状態を上げていきそうな雰囲気を漂わせるものでありました。
桐生(kiryu Yoshihide)@KiryuYoshihide国内初戦100mこっからキレを出して夏いい走りを!!!だんだんといい感じになってきている。やりたいことはまだたくさんありますが応援ありがとうございました😊 https://t.co/f0xBV7okt4
2018年05月20日 19:54
山縣・飯塚・桐生・ケンブリッジの「リオ銀のカルテット」で臨んだ日本チームが37秒85の日本歴代3位の好タイムを叩き出したことであります。
JAAF(日本陸上競技連盟)@jaaf_official【#セイコーGGP 結果速報】◆男子4x100mリレー1着 日本A 37.85 大会新山縣亮太 飯塚翔太 桐生祥秀 ケンブリッジ飛鳥2着 日本B 38.64多田修平 原翔太 小池祐貴 藤光謙司3着 中国 38.72▼RESULT(男子)https://t.co/GewiygL62q#JAAF #陸上 #一秒先の世界へ https://t.co/ZKAlsT118A
2018年05月20日 17:09
五輪や世界陸上以外の舞台で、それもほとんどバトン練習をしていない中でのこの結果に、
東京五輪での金メダルへの期待がますます膨らんでいくと同時に、あまりにもうまくいきすぎて逆に怖いという気持ちもあります。
ライバルの中国🇨🇳や米国🇺🇸に1秒以上の大差をつけたと実況の人は大はしゃぎしておられたようですが、
それだけ他国は本気でやっていないということの裏返しでもあります。
今大会はありがたいことに1万7500人の大観衆が詰めかけたようですが、
これに味をしめて、陸連はどんどんこうしたエキビションマッチ的なリレーのレースを組んでいきそうな嫌な予感もいたします。
こうした他国のチームの本気度が低い試合をたくさん組んでも意味がないどころか、逆効果になっていきそうで怖いのです。
日本男子のリレーチームはリオ五輪でのパフォーマンス以来、「リレー侍」と称されていますが、
なんか野球の「侍ジャパン」化していきそうな感じであります。
サッカーと違い野球の場合は国別対抗の国際試合なんてWBCを除けばどの国も本気で取り組まないのに、
「侍ジャパン」だけが興行目的で無駄な強化試合をたくさん組んでおられる悲しい現実があります。
「リレー侍」もそうして無駄なエキシビションマッチをたくさん組んで、肝心の本番で優勝できない、そんなことになりはしないか、心配してしまうのであります。