蛇籠

蛇籠とは、河岸の保護や水の流れを制御するために、竹や鉄の針金で編んだ籠に石を詰めたものです。

杭を打ち込むには軟弱な河川の岸や斜面に設置され、堤防などを補強しています。

籠の模様が蛇のように見えることから蛇籠と呼ばれます。

蛇籠文様というデザインとして、着物や焼き物に描かれています。

柳橋水車図によく描かれるモチーフとなっています。

 

金属性の蛇籠は、興味深いことに、亜鉛めっき鉄線製じゃかごとして、A5513 というJIS規格で規定されています。

 

このような蛇籠によって河岸が保護されることで、災害のない暮らし、それに、川の幸がもたらされます。

 

ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。

 

jyakago

主菓子 蛇籠 鶴屋鶴寿庵製

菓子器 一閑縁高 表雲斎造

 

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菓子 保津の瀬 鶴屋鶴寿庵製、ええもん 富久屋製(京都)

銘々皿 デルフト焼(18世紀)

 

川を上ってきた若鮎を賞味して、涼を感じるにはよい時季ではないでしょうか。

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