【高等学院】ツキイチ食育教室と、学院での過ごし方 – 広島のフリースクール木のねっこ

10月17日(火)
木のねっこ高等学院は、
NPO法人フリースクール木のねっこの高等部であり、全国広域通信制校「明蓬館高校」のサポート学習室です。
現在、フリースクールの小中学生と、地域の中学生が、プレ学院生　として週１～２通学しています。

地域の在籍する小中学校と両立したり、完全に行っていなかったり、と個々の状況は異なりますが、一緒に過ごしています。
今日はそんな子ら４名が登校
２名はツキイチゆるマク食育教室へ参加。
玄米菜食のマクロビオティックは身土不二、一物全体、陰陽などの考えを生かした食養の術で、難しいようですが、一様には収まらず、講師によってそれはすこしずつ伝え方、捉え方があるようです。
講師の田口京子(おきょう)はそれらを緩めに伝えてくれます。
だから「ゆるマク」
体は食べたものでできている。
食事、生命への感謝、命への礼節、玄米や味噌の役割、
砂糖や添加物の危険性、それらをゆるりと伝えてくれます。

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今日の講師レポートです。

今日のゆるマク教室はスクール生２人が参加してくれました。
スイーツ作りだったので早くやりたい！と気持ちが焦るばかり。
出来上がり時間を気にしてやりたい私でしたが、子供たちのやりたいように、少し誘導もしつつやってもらいました。
経験を活かしながら自分流に進めるF。
具体的な説明で的確に仕事をするL。
いちじはどうなるかとハラハラする場面もありましたが時間通り試食タイム。
作っているときは鼻をつまむくらい生姜も嫌がっていた子供たちもペロッと食べていました。
これはこうした方が良かったね、などと反省も交えて話しながら美味しくいただきました。
子供たちからは
これは自分がやった。
帰ってからも出来そう！
米飴が美味しい！
オートミールが始めて美味しいと思った。
クッキーが出来たては柔らかかったのにサクサクして美味しい。
などいただきました。
ありがとうございました。

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一方、学院では、
１日の学習時間からスケジュールを決めていきます。

例えば　中１Mの場合
午前:英語(横山)10:30~
午後:数学(本宮)13:30~

登校の時点で、時間と教科の書き出しと準備物の確認
その時間を最優先として、隙間にランチ、休憩含むゲームや自習、インターネット、おしゃべり、コーチングをいれていきます。
最優先は学習支援の時間となるので、それ以外の時間を過ごしている人は、個人ブース、まったりスペースで過ごしています。
ツキイチ教室は月に一回設定の講師招致の任意参加クラスで、学院内や、入り口縁側、母家である「まちづくり四日市役場」古民家内の和室やキッチン、フロアーで開催しています。
どなたでも参加していただけるので、地域や多世代の方と
子どもたちの交流の場になればと願っています。

午後の学院では、
中学生が小学生に算数を教えてくれました。
「おしえるのむずかしーー」(苦笑)
だそうです。
こういった寺子屋的アクシデントも教える方の有り難い学びになります。学院では一緒に何かをすることはあまりありませんが、個人を充実させれば誰かと関わりたくなるようです。
そしてしばらくは教わる態度がよくなるという副産物。

もちろん、夢中になって時間を忘れる子や、細かな指示の必要な子には、個別に対応し、それらをスタッフや講師で共有します。
そしてそれが本人に辛いものなら、本人と話し合い、改善に取り組みます。
よいと思うこと、心地よいと思うことへの実験と追求は、共に寄り添うものの喜びです。

今日もそんな１日でした。

そんな日々の積み重ねが古民家別棟にひっそりある、木のねっこ高等学院の１日です。

Written by Harumi