2017年12週目、NISA投資を始めてから通算73週目の週の投資実績が出ました。
今週は日米市場ともに政治リスクに振り回された一週間でした。
米国では、トランプ大統領が掲げるオバマケア(医療保険制度改革)代替法案の成立の見通しが立たず、23日に予定されていた下院本会議での採決が24日に見送られ、更に24日の採決も見送られました。これにより、トランプ大統領の経済政策の実施に向けた懸念が広がり、NYダウは7日続落となっています。
為替相場も米利上げペースが市場が織り込んでいたペースよりも遅くなりそうなこともあり、ドル安円高が進みました。
日本では、森友学園問題で籠池理事長の国会証人喚問が行われ、その内容だけで一週間が過ぎた印象です。この問題による働き方改革等の重要政策の国会審議の遅延が懸念視されています。
日経平均株価は、米国市場での株安や為替相場でドル安円高が進んだことにより、22日には今年最大、そして昨秋の米大統領選以来の下落となる前日比-414円を記録。その後、週末にかけては2日続伸したものの週次では先週末比259円安となる19,262円で取引を終えました。
このような状況の中、私の保有資産はまちまちでした。
◆NISA口座 投資信託
含み損益 72,013円 +8.55% 先週比 -12,412円(昨年末比 +0.35%)
NISA口座の投資信託はほぼ全面安でした。上記のように日米での政治リスク、為替相場で一時1ドル110円台までドル安円高が進行したことなどから、国内、海外共に株式ファンドが軟調。海外債券も軟調でした。
◆NISA口座 株式投資
含み損益 +59,250円 +7.09% 先週比 +26,800円 (昨年末比 +12.01%)
銘柄別 保有株 株価の先週末比は下記の通りです。
セブン銀行 +3円
オリックス -35円
シンポ +49円
レントラックス +197円
エフアンドエム +15円
投資信託や日経平均株価とは対照的に、私の保有株は今週は堅調でした。
米国での金融株下落の流れを受けて、金融株が軟調。セブン銀行については、週末にかけて反発しました(こちらを参照)。
一方、その他の保有株は堅調でした。特にレントラックスが急騰。21日に発表された月次報告書の内容で月次売上高が引き続き好調だったことが好感され、昨年来高値を更新しました。シンポやエフアンドエムも堅調でした。
相場全体の先行きが不透明な中でも、業績が堅調で為替相場の影響を受けにくい中小型株が物色されていそうな印象です。
冒頭でふれましたようにトランプ政権の経済政策の実行力に対する懸念が高まりつつあることから、昨秋の米大統領選から続いたトランプラリーもいよいよ節目を迎えているようです。
欧州に目を移すと、ロンドンで発生したテロ事件が与える政治・経済への影響が気になります。特に4月に控えているフランス大統領選では、移民受け入れ拒否やEU離脱を掲げる極右勢力のルペン候補が支持率トップを維持しており、今後テロ事件の影響が少なからず仏大統領選に影響することが予想されます。このままEU崩壊へと進んでしまうのか、選挙の行方を注目しています。
このように世界の政治情勢の見通しが不透明な中ですが、日本の株式市場は値を下げながらも底堅く推移しているとも考えられます。背景には企業業績が比較的堅調なことがあるようです。
このようなときは市場の歪みが発生しやすいと思いますので、様々なリスクを警戒しつつ、チャンスを捉えて投資していきたいと思います。
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