ミニクーパーR50のコントロールパネルにあるASCボタンって何?
初期型ミニクーパーのセンターコントロールパネルはちょっと特徴的です。
実際の画像がこちら。
左から
- 助手席側のパワーウィンドウ
- ASC
- 集中ドアロック
- フォグランプ後方
- フォグランプ前方
- 運転席側パワーウィンドウ
となっています。
エアコン操作は視覚的にわかりやすいので、どの車も似たような感じですね。
ミニクーパーの場合はパワーウィンドウ、集中ドアロックの操作をセンターコントロールパネルで行うってのも一つの特徴です。
日本車のようにドアにはパワーウィンドウ、ドアロックの解除を操作できるボタンはありません。
ミニに乗ったことがない人が助手席に乗ると「どうやって窓開けるの?」とか「どうやってドア開けるの?」って話は必ず出ます。
パワーウィンドウはツマミを上にあげると窓が締まる、下にさげると窓が開きます。
ドアロックはツマミを上にあげるとドアロック解除。
です。
で、このセンターコントロールパネルのなかにある「ASC」というボタン。
これは一体何なのかって疑問に思われている方も多いと思います。
この記事ではASC(正式にはASC+T)についてのお話になります。
ASC+Tとは?
ASC+TはAutomatic Stability Control+Traction(オートマティック・スタビリティー・コントロールの略称。
車を発進して急加速した時や加速しながらカーブを曲がる時にアクセルを踏み込み過ぎると前輪(駆動輪)が空まわりして車のコントロールを失いかけることがあります。
このような時にASC+Tは、エンジンの出力やブレーキの作動を自動的に制御して前輪(駆動輪)の空転を防ぎ、路面の接地力に応じた最適な駆動力を発揮するように補助する機能です。
簡単に言うとブレーキで言うABSのアクセル版と言ったところでしょうか。
急ブレーキ時にタイヤがロックされてハンドル操作ができなくなった時に作動するABS。
この機能によって急ブレーキ時にもハンドル操作ができるようになります。
逆にASC+Tはアクセルを踏んだ状態の時に起こるタイヤの空回りを自動的にコントロールして車体姿勢を保たせるって機能です。
ASC+Cの機能が作動するとタコメータの下記画像の黄色のランプが点灯します。
ASC+Tをさらに進化させた機能にDSCと言うものもあります。
DSCはダイナミック・スタビリティー・コントロールの略でASC+Tの機能に加えてハンドル操作もコンピューターで管理してくれます。
雪道や凍結時、雨天の路面でタイヤがスリップしてハンドル操作が利きにくくなってしまった状況でDSCの機能が活躍してくれます。
不安定な走行状況を検知し、エンジンの出力、それぞれの車輪のブレーキや回転を制御し車両を安全な姿勢にコントロールしてくれます。
DSCの機能は第3世代のミニから標準装備となっているようです。
第2世代(R56)までのクーパーとONEはASC+Tが搭載されています。
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