初めての方は、このブログを通して貫く基本概念である主観と客観との違いについての説明をしている以下の記事をご覧ください。

 

 主観と客観

 客観についての補足

 外国人には思い遣りがガチでないという事実

 優しさ(主観的)と思いやり(客観的)

 二種類の「正しさ」

 日本の常識は世界の非常識、日本の非常識は世界の常識

 

 先日9日夜、アメリカのシカゴのオヘア空港で、シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの3411便で、ユナイテッドエアラインが自社の乗客管理ミスにより、4人の乗客を強制的に飛行機から退去させ、そのうち一人がそれを拒んだため、空港の警察官を使って、強制的に引き摺り下ろした。報道されている情報によると、4人全員がアジア系であったという。

 

 これがアメリカの実態、いや、カナダも似たようなもの、いやヨーロッパも同じようなものなので、白人の実態なのである。ただ人種差別をするのは、有色人種の国々も同じようなものであり白人の専売特許ではないが、これは筆者の体験的な感覚ではあるが。また、日本のエアラインはここまでのことをするとは思えないのも、筆者の感覚でもある。

 

 しかし、それにしても、白人の人種差別は徹底しいる。口では人間皆平等、人道主義などを偉そうに唄っているが、実際は、徹底的に肌の色により差別し、彼らの主観的な判断として黒人よりも下位の人種としてアジア系を取り扱う。今回、強制的に降機させられたのは、4人ともアジア人である。黒人もアラブ系も含まれていない。アジア系がいかに、白人から最下層の人種として取り扱われているかが読み取れる客観的な事実である。

 

 日本人は、客観的事実として、知識層を除いては、ほとんどの白人から、シナ人や朝鮮人、その他のアジア系と全く同じ人間として扱われ、特別な待遇をうけることはない。つまり、他のアジア人と同じく差別されるということである。

 

 海外に出る日本人はこのことを肝に銘じて渡航することをお勧めする。

 


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