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晩秋の大津・坂本/電車で琵琶湖周回-09~琵琶湖周回の鉄旅 ① 湖西線

2018-01-13 17:44:17 | 近畿/日本
 晩秋の近江路を往く日帰りプチ旅の後半は、坂本から大津まで、電車で琵琶湖をぐるりとほぼ周回する行程となりました。

 <<晩秋の大津・坂本/電車で琵琶湖周回-08>

 まずは、坂本からJR湖西線の普通電車に乗車して、その線名のとおり、琵琶湖の西岸からの、湖水のある風景を眺めながら、目的地である大津の方向とは逆に、北上します。

 途中、近江今津で電車を乗り継ぎ、さらに北上。
 北陸本線と接続する、湖西線終点の駅である、近江塩津まで乗車します。


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 西教寺から30分程掛けて、JR湖西線の比叡山坂本駅へと、歩き着きました。

 駅前に1本植えられていたモミジの樹も、真っ赤に色付いていて、青空との見事なコントラストで、とても鮮やかで綺麗に見えました^^



 高架となっているホームへと上がると、これから赴く方面への電車が、ちょうど出発してホームを走り去るところでした;

 …とはいえ、この電車は、2つ先の堅田止まり。
 15分後の次の電車を、ホームで待ちます。



 電車を待つ間、上下線各1本ずつ、特急「サンダーバード」が疾風の如く猛スピードで、通過していきました。
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 湖西線は、関西と北陸とを短絡する目的で建設された、高速走行可能な高規格路線。
 特急と新快速は、最高速度130kmhで、琵琶湖西岸を駆け抜けていきます。

 この特急の通過時、空には虹が掛かっていて、ちょうど虹のアーチをくぐっているような、いい感じのタイミングで撮影することができました♪




 比叡山坂本を、14時28分発の近江今津行普通電車で、出発。
 車窓からは時折、西から眺めた琵琶湖の風景を望むことができます。
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 七色のシャワーが湖面へと降り注いでいるかのような、幻想的な虹のアーチが、広々としたパノラマ展望に、花を添えていました。
 眺めている分には、美しい虹の掛かる風景ですが、虹が見えるということは、大気中を漂う水の粒が多い証…行く手の天候が、ちと気掛かりに;



 流石は、日本一の広さを誇る琵琶湖だけに、ちょっとした海を眺めている気分になる時もあります。
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 対岸に見えている山々は、島のように見えますね。



 湖西線は、琵琶湖岸の区間でも、湖岸のすぐそばに敷かれている訳ではありませんが、少々高い位置から、湖岸の風景共々琵琶湖の眺望を、車窓から楽しむことができます。
 ホームからで、琵琶湖を望むことのできる駅もあります。
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 少し前に雨が降ったのか、付着していた雨粒を午後の陽射しに浮き立たせた駅名標越しに琵琶湖を望む眺めが、とても印象的でした。

 この比良駅、乗車した比叡山坂本からは、所要22分で到着しました。



 かつては、神社があったのでしょうか…?
 鳥居だけが、空き地の端にポツンと佇立しています。
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 湖岸の木立も素敵なアクセントとなっていた、気持ちの良い午後の眺めです。



 琵琶湖岸すぐ近くを通過する区間となると、このような雄大なパノラマ展望を、車窓から眺めることができます。
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 海と見紛う、この湖面の広がり…素晴らしいです!
 対岸に連なる山並みの上には、やはり連なるような広がりを見せる雲…目に入る全てのものが、この眺めを広々と感じさせてくれます。



 またも、虹出現。
 青空の下で湖面が広がる、素晴らしい風景から、僅か1分後の眺めです;;

 空は薄雲で覆い尽くされつつあり、天候の急変ぶりに、ただ驚くばかりでした。




 15時14分、比叡山坂本から乗車してきた普通電車の終点である、近江今津へ到着しました。

 比叡山坂本から40㎞強の道程の所要時間は、46分。
 思っていた以上に、琵琶湖の展望を楽しむことのできた、行程でした♪

 近江今津からは、更に湖西線を先へ進みますが、後続の電車が到着するのは、約30分後。
 この駅にて、しばし小休止です。




 これから向かう、近江塩津方面から、平成28年(2016年)から製造が開始され大阪環状線への導入され始めたニューフェイスの、323系電車がやって来ました。
 導入路線ではない湖西線で目にするとは思いもよらず、ちょっとしたサプライズでしたw
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 何かの走行試験を行っていたのでしょう…フロントや側面のLED案内表示器には、「試運転」と表示されていました。
 比叡山坂本から乗車してきた、117系電車(こちらの形式は、国鉄時代から40年近く走り続けているベテラン)の隣に停車し、仲良く2ショットw



 323系は、15分程近江今津に停車して、その後再び、もと来た近江塩津方面へと出発していきました。
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 近江今津は、琵琶湖でもかなり北部の辺りに位置していて、この時は、空模様も雲が垂れ込めて氷雨が篠突いていました。
 後続電車の到着まで、まだ少々間があり、人影もないホームは、肌寒く物哀しい雰囲気。



 15時34分、兵庫県の姫路からはるばる走ってきた、敦賀行の新快速が到着しました。
 この、223系電車に乗車します。
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 「新快速」とはいえ、既に各駅に停車する区間となっています。
 ここ近江今津で、12両編成の内、後方8両を切り離して身軽な4両編成となり、9分間停車の後、15時43分に出発しました。



 近江今津を出発後の沿線風景は、一層寒さを感じさせる眺めに。

 水溜りが空の明るさに反射して、濡れた路面に浮き上がっています。
 青空は覗いているものの、雲行きも怪しく、にわか雨を予感し得る空模様でした。



 溜め池の水面が、さざ波立っているようです。
 また、天気の急変が起こりそうでした…。

 木立越しに望む琵琶湖は、この辺りでは既に北端に近い部分です。
 もうすぐ、この琵琶湖を眺める眺めも、一旦見納めとなります。



 近江今津から3つ目の駅、永原で、一足先に近江今津を出発していった、試運転中の323系電車が、反対側のホームに停車していました。

 こちらの進行方向側の先頭車の後尾灯が点灯していたので、323系電車は、また近江今津方面へ向けて、走行するようです。
 323系電車との、束の間の再会を見届け、こちらは引き続き北を目指します。



 永原を出発して少々走ると、琵琶湖の最北端部近くへと差し掛かりました。
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 あれほど広々とした景観を披露してくれた琵琶湖も、この辺りで遂に湖面が尽きることに。
 琵琶湖が尽きると同時に、空には黒い雲が見る間に張り出してきて、気付けば、窓ガラスを激しく叩く程の雨音がする位に、にわか雨が降ってきました;



 車窓をたたく雨音はいよいよ激しく、ふと窓のすぐ外側を見ると、雹の欠片らしき白い粒が…!
 激しい音が、する筈です;;

 電車は間もなく、近江塩津へ到着します。



 16時1分、敦賀行の新快速は、近江塩津へ到着。
 近江今津からは、18分の乗車時間で、比叡山坂本からはここまで63kmの道程を、1時間33分の所要時間(近江今津での乗り換え時間を含む)でやって来ました。
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 画像左側の電車が、近江今津から乗車してきた、敦賀行の新快速。
 敦賀行の新快速は、間もなく2駅先の敦賀へ向けて、ラストスパートにかかります。

 この近江塩津で、湖西線は終点となり、北陸本線と合流します。
 敦賀方の次の駅(新疋田/しんひきだ)は、もう福井県です。
 つまり、近江塩津は、北陸本線で北陸へと向かう際には、滋賀県(=近畿地方)最後の駅となります。

 その北陸本線を、敦賀とは逆方向の米原方面を目指して走行、米原から東海道本線(琵琶湖線)へと入り、兵庫県の播州赤穂まで長駆する、画像右側の新快速(米原まで各駅停車)へ乗り換えます。
 敦賀行の新快速から、かなりの人が乗り換えた模様。
 4分の接続時間で、16時5分に播州赤穂行の新快速は、近江塩津を出発しました。

 <晩秋の大津・坂本/電車で琵琶湖周回-10>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2018-01-19 07:50:07
今回琵琶湖周辺の地図をじっくり見て、琵琶湖の位置を思いっきり間違えていたことに気が付きました。
琵琶湖はどちらかと言うと太平洋に近いのかと思っていたけれど、日本海の方がずっと近いのですね。
サンダーバードから琵琶湖を見たのは金沢から出発してかなり時間が経ってからだったので、勝手にそう思いこんだのかもしれません。
たった1時間半の間にこれだけ天候の変化があるのも珍しいですよね。
虹が2回も見られたのもラッキー。
日本の田園風景は心が和みます。
タヌ子さん。 (taろう)
2018-01-19 22:08:17
漠然とした思い込み程、何かの機会がないと、間違いに気付きませんよね(^^;)
私も、少し前まで、琵琶湖の面積は滋賀県の半分位はあるものと思っていましたが、実際は1/6程しかないと知った時は、愕然としたものでした;
滋賀県でも、今回乗り換えた近江塩津附近は、福井県のすぐ隣で、冬にはかなりの積雪があり、今回、日本海側と近畿地方との近さも、実感しました。
出発した坂本でも既に、虹を目にする位の時雨気味でしたが、まさか近江塩津附近で、雹交じりの嵐のような天気となるとは、予想外でした。
琵琶湖周辺には、里山の景観がかなり残っているので、ノンビリ訪ね歩いても、心癒されそうですね。

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