本日朝8時から、私が部会長代理を務める国防部会と安全保障調査会の合同会議が開催されました。今日の議事は、平成30年度の防衛関係予算編成等の状況についてです。

予算編成は、年末に向けて大詰めのところにあります。北朝鮮による核・ミサイル開発が、我が国にとってこれまでにない重大かつ差し迫った脅威となっており、陸上配備型イージス・システム(所謂イージス・アショア)の導入など弾道型ミサイル攻撃への対応などが今回の予算要求のひとつとなっています。

 

また、F15やF35に搭載するスタンドオフミサイル(敵の脅威圏外から発射可能な巡航ミサイル)の導入に向けての予算要求もありました。スタンドオフミサイルの導入により、わが国防衛において、敵の探知範囲・射程といた脅威圏外から、敵に近づくことなく、わが国に侵攻する敵の水上部隊や上陸部隊に対処することで、より効果的かつ安全に各種作戦を行うことが可能になります。

 

現在、北朝鮮の弾道ミサイルからわが国を守るイージス艦の重要性がさらに増していますが、このイージス艦を敵の脅威圏外から防護する上でも、スタンドオフミサイルの導入は必要不可欠だと思います。わが国防衛に従事する自衛隊員が、より安全に任務を遂行できるよう適切な装備を整備する必要があり、このようなミサイルを導入することも必須です。

 

また、本日お昼から安全保障調査会勉強会が開催され、森本敏拓殖大学総長から「日本の防衛力~あり方と方向性~」を演題にご講演頂きました。中長期的な日本の防衛の在り方についてざっくばらんに意見を伺うことが出来ました。

 

これからも国民の皆さんの命と安全に関して、私石崎とおるも引き続き真摯に取り組んでまいります。

 

自民党国防部会部会長代理 衆議院議員 石崎徹