こんにちは。
takahiroです。
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トレーダーとして、やはり気にすべるきなのは「トレードの勝率」です。今回の記事はその『勝率』をテーマにお話していきたいと思います。
これまで何度か「FXに聖杯はない」と口にしてきましたが、今回の記事でもその概念を前提として話しを進めていきます。ですので、その前に「なぜ聖杯は存在しないのか?」というその前提となる部分を簡単に説明していきたいと思います。
早速説明に入りますが、その理由は大きく分けて2つあります。
① ここまで多くの手法が世に出回っていない
インディケーターをネットで検索してみると分かりますが、今では数えきれないほどの種類が存在します。
(世界に目を向けるともっと選択肢が増えますが)
これら膨大なインディケーターを
どのように使うか?
どのような組み合わせで使うか?
このように考えると、「手法というのは無限に存在する」ということが言えます。
FXに聖杯が無いからこそ、次々とインディケーターが生まれ、そして手法もまた増えるのです。
また、人によって推奨するインディケーターがバラバラであることも「聖杯がない」と言える一つの理由になるかと思います。
② 相場というマーケットが成立しない
相場というのはゼロサムゲームでもあり、「売り」と「買い」が同時に存在することによって取引が成立します。
売り注文が出たその裏には必ず買い注文が存在し、利益が出たその裏にも必ず損失が存在しているということです。
※この部分についてはまた別の機会で記事にしたいと思います。
例えば、大口ファンドや資産家が聖杯を知っていると仮定して、その手法が売りのサインを示したらどうでしょう。
大口ファンドや資産家は、資金面において巨大なポジションを保有することが可能であることから、当然サインが示されたらその指示に従い「大量の売り注文を出す」ことが想像できます。
しかし、取引が成立するのは「売り注文と買い注文が同時に存在した時」です。
今回のケースを相場に当てはめて考えてみると、その”巨大な売り注文”を成立させるには、その裏で”巨大な買い注文”が存在しなければ「取引は成立しない」ということになります。
どちらか一方に注文が偏ってしまうと、需要と供給のバランスが崩れてしまい、「売りたいのに売れない」という現象が発生してしまうからです。
このように考えると、巨大な注文を出しても、それを処理できる程の反対注文が無ければ取引が成立しないことが分かります。
すなわち、大口ファンドや資産家が巨大なポジションを保有するためには、巨大な逆ポジションの存在が必要となり、その巨大な逆ポジションを保有することができる条件を満たしているのが、同じ大口ファンドや資産家となるのです。
同じ大口ファンドや資産家のなかでも「反対の売買をしている」からこそ、マーケットというのが成立しているわけであって、「”聖杯”がないからこそ違うエントリーをしている」のです。
そこで、
「大口ファンドも資産家も利益でてるよね?」
と、疑問を抱く人がいるかと思います。
結論としては「どちらも利益が出ている」と言えます。
大口ファンドや資産家だけでなく、敏腕トレーダー、個人投資家…etc
どの立場であろうと利益が出ている人は存在し、同時に負けている人もその裏には存在しているのです。
「じゃあ、なんで反対売買をしているのに利益がでているのか?」
その謎を紐解くためにも、今回のテーマを『トレードの勝率』としたわけです。
これまでのお話により、大口ファンドや資産家が聖杯の存在を知らない理由が理解できたかと思います。
では、私たち”個人投資家”はどうでしょう?
もし”聖杯”というものがあったとしたら、お金を持っているファンドや資産家たちが、大金を投じて既にその手法を買っている可能性があり、私たち「個人投資家」のような末端まで話しが伝わることは考えにくいです。
では、個人投資家が聖杯を見つけたとしたらどうでしょう。
あなたが今、”聖杯”を見つけたならば、わざわざネットで広める必要性を感じるでしょうか?
広く伝わることによって自分にメリットが発生するのであればネットで集客して手法を教える必要性が感じられます。しかし、多くの場合はそうではありません。
このように考えた場合、個人投資家も聖杯を知っている可能性が低く、仮に見つけたとしても一般的にその手法が出回ることはないと考えるのが普通でしょう。
だとすると”聖杯”を求めてネットを探し回っても「探すだけ時間の無駄」というわけです。
そして、あなたが、
「誰でも」
「簡単に」
と、このような謳い文句に興味が引かれるようであれば、まだ”FXに聖杯がある”と信じていることでしょう。
そんな手法があるならわざわざ人に教えるはずもなく、仮に”本物”だとしても数万レベルで手に入るはずがありません。
負けが続いてる人ほど、特に正常な判断ができていないので、このような謳い文句を信じてしまう人も少なくないでしょう。
このような甘い言葉を鵜呑みにしない為にも”聖杯はない”ことを理解しておく必要があるわけです。
相場というのはそれぞれ違う手法を採択しているからこそ、それぞれポジションが違うわけで、それぞれ違うポジションだからこそ、売買が成立するのです。
大口ファンドでも、敏腕トレーダーでも資産家でも、
「売りポジションを保有」する人がいれば「買いポジションを保有」する人もいるということです。
以上が、「FXに聖杯はない」とした前提の理由となります。
それではこの前提を共有した上で、今回の本題である『勝率』を説明していきたいと思います。
昔の私もそうでしたが多くの初心者は勝率を上げることだけに意識が集中している傾向にあります。
勝率を上げたい(勝ちたい)気持ちが先行するあまり
損切りができなくなる
損切り幅が大きくなる
勝率50%以下になりたくない
○○連勝したから負けをつけたくない
となってしまうのです。
なぜでしょう?
それは「勝率」を上げることばかりにフォーカスしてしまい本質を見失っているからです。
そこで「勝率」を上げようとした際、多くの人が行き着く傾向にあるのが以下の2点です。
① 損切り幅を広くする
② 利益幅を狭くする
心当たりがありませんか?
で、この2点から何か気づくことがあると思います。
それは・・・
”損大利小”です。
こうして文字にしてみると知らず知らずのうちに”損大利少”となっていることが分かりますよね!?
でも実はこれって結構当てはまる人多いんですよ。負けている人ほど、特に気付いていないですけど(笑)
「勝率」ばかりを気にしている人はその事だけに意識が集中してしまい自然と視野が狭くなっているのです。
結果的に、自ら損大利小トレードを求めているんですよ(笑)
その様な人に限って典型的なコツコツドカーントレードをしていて、一日、一週間の利益を一回のトレードで吹き飛ばしているんです。
最悪の場合マイナスで終わっているのではないでしょうか?
そうならない為にも「勝率」と関連して考えてほしいのが今回のテーマにおいて重要となる、
『リスクリワード』
というものです。
リスクリワードとは「利益÷損切り」の値になり、
エントリーする際に
「見込み利益が30pips」
「損切り幅が10pips」
だった場合だと
「見込み利益30pips」 ÷ 「損切り10pips」 = 「3」
リスクリワードが 『 3 』 となります。
勝率ばかりを気にしている人はリスクリワードを無視している人が多いので”コツコツドカーン”という結果になってしまうのです。
つまり勝率が99%の手法があったとしても残りの1%でこれまで積み上げていた利益を吹き飛ばしてしまう恐れがあるってことです。
逆に勝率1%の手法でも勝ち続けることはできるということなのです。
このようにただ勝率を上げてもそれだけでは有効な手法とは言えず、勝率とリスクリワードを考慮した上でなければ有効な手法かどうかなんて適切な判断ができないのです。
それらを理解していないと
勝率90%の手法を公開!
この手法を使えば平均100pipsの利益!
なんて表面的な数字に振り回されてしまいます。
要はバランスが大事ってことです。
今回の話しでいうと
勝率だけでなくリスクリワードにも意識を。
リスクリワードだけでなく勝率にも意識を。
どちらか一方しか見れていないと、それがあたかも正しいと錯覚してしまいます。
これは普段の生活の中でも言えて、偏った見方しかできないと間違った方向に進みがちです。
そうならない為にも日頃から物事を俯瞰するクセを付けてください(^-^)/
今回の記事も「そんなこと知ってる!」なんて思わないで自分のトレードスタイルをもう一度見直す”キッカケ”にして下さい。
初心に戻って一から勉強し直すことで新たな発見や自分に出会えるかもしれませんよ?(‐^▽^‐)
それでは以上となります。
最後まで読んで頂き有難う御座いました
PS.『勝率は高い方がいい』です。
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