奇病!?メネトリエ病( 6 ) | インスリン依存性糖尿病を抱えても、なんとか頑張ってます!

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私は32歳の時にⅠ型糖尿病を発病し、インスリン注射なくしては生きていけなくなりました。なんとか50歳を超えたのを機会に、これまでの糖尿病に至った体験や、糖尿病患者の生活、自分で調べた糖尿病に関する知識などを書き綴り、みなさんのお役に立てればと思います。



まずさと臭さに耐えながら、根気よくエレンタール飲んでいた成果は、医師たちの思惑よりも意外にも早く現れました。
1周間ほどの投与で、それまで64キロもあった体重があっという間に60キロにまで落ちたのです。
それだけ、私の体から水分が抜けてきた、ということになります。

そこで、私を担当してくれていた医師は、「この場合、とにかくタンパク質を強制的に体に入れるしかない」という結論に達し、今度は点滴でもタンパク質を入れるという方針になりました。


「今の目黒さんは、必要なタンパク質を『圧倒的に』『定期的に』『水が出るまで』、つめ込まなくちゃ退院できないんです。」


という医師の以前の方針をさらに押し進めて、タンパク質の点滴は24時間継続というのものになりました。

さらに、胃のびらんを直接解消するものではないですが、炎症を抑える強力な薬も投与されました。


医師も手探りではありますが、良いと思われるものはどんどん積極的に取り入れることにしました。しかも、ひとつの策を取り入れるたびに、体重が減る割合が増える、という好結果が得られたのです。

それから1周間がさらに、ついに私の体重は55キロにまで下がってきました。これには消化器系の医師たちも糖尿系の医師たちも驚きを隠せませんでした。

「前がん状態の『メネトリエ病』がタンパク質を大量に投与することによって、症状が軽減する」

それまで、なんの対策もできなかった奇病が、私の症状では効果が出た、ということになります。

そして、ついに体重が具合が悪くなる前の平均である53キロになったとき、医師団は「退院を許可する」という結論に達してくれました。

メネトリエ病そのものは回復していませんが、体のむくみは改善した、という結論からのようでした。

水が貯まる症状が出てから3ヶ月、入院は1ヶ月と20日という月日が経っていました。

その後のエレンタールですが、もちろん退院後3ヶ月以上は継続するように指示されました。ただ、その頃は症状が回復してきていたので、ウィスキーや焼酎、缶チューハイと一緒に飲むことを思いつき、それ以降は楽に飲めるようになりました。

現在でも、メネトリエ病は完治しておりませんので消化器内科と、糖尿病の内分泌科には定期的に受診しておりますが、時折り医師から「目黒さん、あの時は本当に大変だったね」と言われることがあります。

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