タイムカプセル ー 20年後の医療へのメッセージ | PMandR 「物理医学とリハビリテーション」

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勉強をしたことをノートに残す、今まではドロップボックスに自分の書類を管理してました。しかし簡単なことならいつでも誰でも確認できるブログノートという形とした。治療技術など詳細に書くと作ったの知的財産を奪うことにり著作権の問題も気を付けて投稿していきます

今回の投稿は、未来予想なので、書きたいことを書いちゃいます。
まず、人間にはチップが全員装着されて、脳の機能でデータインストールをすればたちまち、達人になれる。(matrix)
過去の記憶と参照し麻痺した手足は装具の補助で驚くほど思い通りに動く!(パシフィックリム)
 
20年ではそんな映画のようなことはまだできないと思っています。
想像するってことはでも本当に面白いものです。映画クリエイターは本当にすごいと思う。
普通の人が想像だにしないことを画像化する。
 
でも、それが具現化しているのはスマートフォンだ。
マンガやSF映画などではいつかきっと携帯端末が世界を結ぶと思っていたが、その時が突然やってきた。
始めはデータ量が悪く遅かったが、通信環境の変化により劇的に人間の生活が変わったものだといえる。
最近はスマホを使っているのではなく、スマホに使われている気がしてきているので、仕事中はロッカーに鍵をかけてぶち込んでみないようにしています。
休日が問題だ、、ついつい、みてしまう。だから、子供に隠してもらっているという情けない父親だったりする。
 
さて、
 
物理医学に関連する20年後の事を書きます。きわめて現実的で可能なことですが、浸透するまでの時間がかかるといったことなのでしょう。
 
理学療法で治す!といって、なにかピンとくるものはあるだろうか?
紫外線療法での、褥瘡の創部へ紫外線の中のドルノン線をあてて、黄色ブドウ球菌や緑膿菌を除菌するとか、2トンのお湯に塩化ベンザルコニウムを入れて創部を思い切り洗い流し再生の邪魔をしている菌を思い切り洗い流すとか、栄養源が悪い人に電気をあてて、褥瘡の創傷の治癒を早めるなど、物理療法は直接、身体の治療を行う。骨折後の骨癒合の悪い人に超音波治療をおこなうのも物理療法だ。
 
さて、治療的運動(運動療法)にも治せる技術はある。
可動域の改善→可動域の改善にはその臓器 
靭帯性なのか
     関節包なのか
         筋性なのか
            皮膚性なのか
それぞれの治療法を考えなければならない。
 
現状では日本は短いものは引っ張って伸ばすといった内容が多い。
stretchingです。でもそれは1950年代の技術である。
 
自動車にたとえれば1950年の旧車を購入するか?
2017年のPHVハイブリッド車や水素自動車を購入するか?
 
そんな選択となると思う。
 
盲目的に古い技術でもいつかよくなる。と思っているセラピストは効果判定をしていない人であるため、即刻効果判定をするようにしましょう。
 
どうすれば軟部組織が反発せずに伸びていくか?
その答えは
生理学と病理学
    解剖学と組織学
学問の組み合わせで、答えを導くことが多い。
 
最近 筋 筋膜の治療でその組織構造を学び、筋に限らず まっすぐひっぱるよりも、捻じれの位置をさがして組織が切れない範囲でゆっくりと関節運動を用いながら延長していった方が成績が良い。炎症兆候の人は反応が悪い、悪化する場合もある
 
これをよく考えてみよう、組織の構造の改善は捻じれを使う(組織学) 切れない範囲(生理学) ゆっくりと(運動学) 関節運動(関節内運動学) 炎症兆候と悪化(病理学)
可動域の改善とともに関節由来の誤情報がなくなり筋スパズムが消失して、脊髄や脳への混乱情報が減少する。スパズム由来の血流障害も改善する。
 
技術の経験だけでなバックボーンにどれだけ学んだかを必要とする。
 
筋出力を一瞬で強くする。
そんな馬鹿な、、、、といった理学療法技術が現状でいくつか存在する。(病態にもよりますが)
 
こういった、ただ、可動域の障害、筋力の低下といったものの改善に20年後の日本のセラピストに当たり前のように使う、そして浸透させていく事が私の役割の一つである。

なんか、燃えてきました!!
 
学問というのはある日、突然、物理医学が良くなるということはなく、治療技術の研鑽と研究データを両方そろえて前進していく。
 
最後に、血管障害のある人、神経障害のある人、など、効果判定をして、その技術と病理マッチさせて研究していく事が重要。
この患者はなんとなく、この人にはきくけど、この人は効かないといった状況からの脱却つまり適応です。つまりガイドラインを作るためのエビデンスです。
 
膝の痛みで、膝をかばう為に歩行器を使っている患者の肩がこるから肩をもんでいるセラピストなんてのが一人もいないよう。(膝を治せば、歩行器を押さなくてよくなる場合は、その二次障害からくる肩こりはそもそもおこらない。)
 
そんな、いいかんな状態から脱するために「物理医学とリハビリテーション」は前進していかなければいけないと思う。
 
まず、
治るものは治す!

直接触れられる臓器へのアプローチ
関連領域のある臓器へのアプローチ

だから、可動域運動は一番改善しやすい。
ですが皆さん尖足拘縮などに四苦八苦している。
まずそこからだと思う。

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それができれば
20年後に日本のセラピストはみんな良く治療できるセラピストばかりになっている。

それが、私へのタイムカプセルです。