古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会  5月例会  2017

2017-05-20 21:58:29 | 鶴亀句会

世話人の近田さんから句稿の短冊40枚が送られてきました。昨日は例会

だったのですが、わたしは都合で欠席。今月はアップできないと思っていた

ところへ近田さんの親切。

40句の内から10句を選抜しました。作者名は分かりませんが、近田さんに

い合わせて分かり次第書き込むことにします。

 

★麦秋や古戦場なるこのあたり      安月子

 麦熟るる畦が近道下校の子       安月子

 麦の秋車中に聞きし里ことば       小夜子

★短夜や始発電車の出庫する       武 敬

★旅に咲くものなべて白風薫る      山澄陽子

★芍薬の終の一片散る夕べ        山澄陽子

★人の世は儘にならざり亀の鳴く     山澄陽子

★緑蔭に開く句帳の未だ白         山澄陽子

 名城や亡父(ちち)の愛でにし楠若葉  小夜子 

 菩提樹の花が咲いたよ夕日色      小夜子

              ★・・・6句選ならばこの6句


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亀の鳴く (YOKO)
2017-05-23 14:25:55
亀ってどんな声で鳴くのでしょう…
亀は鳴かないと思います (礁)
2017-05-25 07:31:02
亀の鳴く声を聴いた人はいないと思います。これは俳句の季題で、出典は夫木集にある為家の「川越のをちの田中の夕闇に何ぞときけば亀のなくなり」です。

馬鹿げたことのようですが、興趣のある季題でこの題で詠んでみたいと思いますがなかなかできません。掲出の句はよく出来ています。流石に先生です。

ちなみに秋には「蚯蚓鳴く」という季題がありますが、みみずの鳴き声を聴いた人などいないと思いますよ。

俳句の面白さはそういうところにもあります。

コメントを投稿