40歳からの武道の始めかた、いつもお読み頂きありがとうございます。

 剣道、なぎなた、銃剣道。この3つの競技で使う防具はそれぞれ違います。( なお、防具のことを剣道では正式には 「 剣道具 」 と呼び、なぎなたや銃剣道では 「 防具 」 と呼ぶ、ということをこれまでにも何度か書いているのですが、煩わしいので、とりあえず 「 防具 」 に統一して記事を書きます )

 たとえば銃剣道の防具には「 肩 」 「 裏布団 」 という剣道にはないパーツがある、ということは過去の記事でも書かせて頂いた通りです。→ [ 銃剣道の防具 ] また、なぎなたでは 「 脛 ( すね ) 」 が打突部位のひとつなので、その防具には 「 すね当て 」 という、やはり剣道には見られないパーツがあります。では、それ以外の面、胴、垂、小手 ( こて、篭手、甲手 ) などは同じなのかというと、これまた微妙に違っていたりします。

 剣道の小手というのは、親指の部分と人差し指~小指の4指の部分との、2つに分かれていますが、なぎなたの小手は親指の部分、人差し指の部分、中指~小指の3指の部分、という具合に3つに分かれています。これは、なぎなたでは 「 もちかえ ( 左右で持ちかえる ) 」 という剣道にはない ( ちなみに銃剣道にもない ) 動作があり、その動作をし易くするためです。

 次に銃剣道の小手。こちらは上に書いた指の分かれ方こそ剣道と同じく2つですが、写真のような瘤(こぶ)があるのが特徴です。これはこの部分に木銃が当たることが多く、保護するためです。
瘤1budou40瘤2budou40
(瘤(こぶ) 右は拡大 撮影:budou40)

 今回もお読み頂きありがとうございました。


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