「いかさま師」ラ・トゥール
透明水彩、水彩紙、制作年月不詳
あんまり上手な模写じゃないんですが、それにしても透明水彩でやるには向かない油彩であることには間違いないですね。
もちろん腕の立つ人が透明水彩で模写すれば様になるでしょうが、当時の私としてはこれが限界でしょう。もうね、だから画面右端の人物の衣装なんかは適当に済ませています。まあ勉強のための模写ですから、どうをどうはしょろうと構わないんですが。
今やり直したら、これよりはずっと良くなりますが、ひどく時間がかかるでしょうね。七面倒なのは、はっきりしていますから。そうそう原画は横長なので、両端を切っての模写です。
どうせ模写するなら「女占い師」の方がまだ良かったんじゃないですかねえ。こちらの方が画面は、ほぼ正方形なので、やりやすかったはず。
ラ・トゥールの作品は暗い画面のものが多いので、水彩で模写するとなると、その作品は非常に限られてくる。そんな中で選んだ一枚が「いかさま師」だったのでしょう。